LIFULL、「ポケモンGO」開発のAR企業「Niantic」とパートナーシップ契約締結 住まい探し体験のR&Dを加速

ソーシャルエンタープライズとして、事業を通して様々な社会課題の解決に取り組むLIFULLは、現在開発中のVRによる新しい住まい探し体験アプリ「空飛ぶホームズくん」のアセットを利活用し、ARによってLIFULL HOME’Sでの住まい探し体験のR&Dを加速させるべく、Niantic, Inc.(以下、Niantic)と「Niantic Lightship ARDK」に関するパートナーシップ契約を締結したことを発表した。

■Nianticおよび「Niantic Lightship ARDK」について

Nianticは、『Ingress』や『ポケモン GO』、『Pikmin Bloom』といった著名なゲームタイトルを開発した世界をリードする AR(拡張現実)企業で、「Niantic Lightship ARDK」はNianticのゲームで使われている世界規模のAR体験を実現するアプリ開発キット。

同パートナーシップ契約によりLIFULLは、これまでの「空飛ぶホームズくん」の開発で蓄積してきた同社のアセットを利活用しながら、Lightship ARDKの新機能をいち早く取り入れたアプリケーションを開発し、「空飛ぶホームズくん」を実際の街歩きでも利用できるよう、Nianticとともに新しいAR体験のR&Dを進めていくとしている。

2020年以降、コロナ禍において人々は行動が制限され、ライフスタイルの変容に迫られている。

LIFULLは、時間や距離、身体の障害などの制約によって物理的な移動が難しく、満足のいく住まい探しができなかった人々をはじめとする、あらゆる人々に、いつでもどこでもオンラインで住まい探しができる新たな選択肢を提供したいという思いの元、「空飛ぶホームズくん」の開発を進めてきたという。

今後も、新しいライフスタイルの一つとして、現実世界とVR空間内のどちらでも、シームレスに自分らしい暮らしができる「ミラーワールド」の実現に取り組んでいくとのことだ。

■「空飛ぶホームズくん」について

「空飛ぶホームズくん」は、平面の間取り図から3Dの部屋を生成する技術を用い、バーチャル内見できるVRサービス。

地図データを用いて生成した3Dの街を自由自在に飛び回りながら、見つけた物件のバーチャル内見ができるシームレスなVR体験を提供。「空飛ぶホームズくん」内で表示される3D物件データの生成には、LIFULL AI戦略室が開発した「3D間取り」の技術を使用し、LIFULL HOME’Sで掲載している全国の賃貸物件の間取り図データと連携しているとのことだ。

2021年11月17日から11月19日までの3日間開催される「DIGITAL CONTENT EXPO 2021」内の「Content & Technology Showcase」に出展し、「空飛ぶホームズくんAndroid版(開発版)」のデモ展示を実施。

複数台のAndroid端末を使用したマルチプレイ体験のデモを予定しているとのことだ。

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