食品ロスのサブスク「ロスゼロ不定期便」スタート 食品ロス発生のタイミングで利用者にスイーツや食品を届ける

食品ロス削減事業を行うロスゼロは、不定期・不定量に発生する食品ロスの特性をポジティブに活かし、わくわく福袋感覚で楽しめるサブスク『ロスゼロ不定期便』を11/5よりスタートしたと発表した。

同サービスは、食品ロス発生のタイミングで利用者にスイーツや食品を届ける、「食品ロス体感型サブスクリプション」。

利用者には食品ロスや環境問題に関する情報発信も積極的に行い、食品ロスへの理解を促すという。

■「不定期な、定期便」。ロスゼロ不定期便とは

不定期・不定量に発生する食品ロスの特色をネガティブに捉えるのではなく、むしろ何が送られてくるかわからないことをポジティブに捉え、ワクワク福袋が届く感覚で楽しむサービス。

例えば11月は20日発送、12月は10日に発送、といった具合に、余剰分の食品が多く発生したタイミングでロスゼロが届けるという。

■サブスク誕生の背景

これまで、余剰分の食品が多く発生したタイミングで、中身の見えない「ロスゼロ・ボックス」を不定期に販売しており、毎回早期完売していたという。

利用者からは「毎月、手続きなしで買いたい」という要望がありつつも、食品ロスは発生時期と内容が安定的ではないため、サブスクリプション型での提供は難しいと判断。

しかし、それを福袋の感覚でドキドキ楽しんでもらえるように発想を転換し、大企業の社員有志とロスゼロで実証実験を行い、その結果を受けて今回一般受付をリリースするに至ったとのことだ。

■内容
配送:月一回もしくは、二か月に一回、どちらかを選択
内容:食品ロスの状況にあわせて詰めるため、毎回変更。スイーツを中心とし、食材も入る
価格:5,000円(税込・送料無料)
情報共有:食品ロスや環境問題、SDGs等に関する情報をキュレーションして発信
受付:オンラインのみで受付。先着100名
URL:https://www.losszero.jp/shopdetail/000000000354
賞味期限:基本的に1か月程度を確保。短いものがある場合は、届け時に明記

■ロスゼロ 概要

2018年4月より、製造や流通段階で行き場を失った余剰・規格外品食品を消費者に直接つなぐEC(BtoC)事業を中心に、未利用の原材料を使ったアップサイクル食品(Re:Youチョコレート)を製造・販売するDtoC事業を行い、サステナブルな社会の実現を目指して食品ロス削減事業を行っている。

その他、食品ロスやSDGsに関するイベント開催のほか、情報コンテンツをZ世代と作り、積極的に情報発信。自治体・大学・民間企業との連携も積極的に行っているとのことだ。2020年「食品産業もったいない大賞」特別賞を受賞。

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