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コクヨ、木製家具ブランド「yuimori」立上げ 第一弾はヒノキ使用のイス

コクヨは、木材をはじめとする国産の素材活用により森林の循環へ貢献する、サステナブルな木製家具ブランドの取り組みを、知見をもつパートナーとともにスタートすると発表した。

同社は森資源を活用して成長してきたことから、その資源が生まれる環境を守っていきたいという想いを持ち、2006年に高知県の大正町森林組合(現在の四万十町森林組合)とともに、「結(ゆい)の森プロジェクト」として森林保全活動をスタート。

活動の中では、適正に間伐を行い、その効果の検証を実施。

15年の取り組みを経て、荒廃していた森が徐々に健全な姿になりつつあるという。

森林があるべき姿を保ち続けるために、その森林で育ち、間伐された木材をできる限り無駄なく活用していく活動の1つとして、新たな家具ブランドを立ち上げるとのことだ。

ブランドコンセプトは「yuimori」。

国産木材をはじめとする日本で生まれる素材を活用し、素材ごとに分解可能な設計によってリサイクルや適切な廃棄ができる製品を通じて、自然共生社会へ貢献していくことを目指すとしている。

木の素材感豊かなデザインを具現化したのは、木製家具へ精通している天童木工。

1stプロダクトのデザインは、建築からプロダクトデザインまで幅広く活動をされている芦沢啓治氏によるもので、「結の森」を保全するために間伐したヒノキを使用した合板を立体的に曲げて成型。

素直な構造体と曲げ合板を組み合わせることで、力強いフォルムでありながらシンプルなデザインを追求し、幅広い空間に調和するプロダクトになっているとのことだ。

11月4日より、コクヨ東京ショールームにてプロトタイプを展示し、発売は来春を予定。

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