横浜ゴムは、2021年4月28日に同社および同社グループのハマタイト事業をスイスに本社を置くスペシャリティ・ケミカルカンパニーのSikaグループに譲渡することを公表した。
今回、公表どおり11月1日に譲渡手続きが完了したことを発表した。
横浜ゴムはハマタイト事業のさらなる成長・発展を幅広く検討した結果、業界をリードするSikaグループのもと、これからの成長ビジョンを構築することが最適であると判断し、同事業の譲渡を決定。
国内事業はシーカ・ハマタイト、シーカ・ハマタイト販売の承継会社に、米国、中国、タイの海外グループ会社の事業はそれぞれSIKA AUTOMOTIVE KENTUCKY, LLC、Sika Hamatite Automotive (Zhejiang) Co., Ltd.、Sika THAILANDに引き継いだとのことだ。
同事業譲渡に伴い、2021年12月期第4四半期において約50億円を非継続事業の損益として継続事業と区分して計上する見込みであるという。
金額については現在精査中であり、今後変動する可能性があるとしている。
横浜ゴムは現在、2021年度から2023年度までの中期経営計画「Yokohama Transformation 2023（YX2023）」（ヨコハマ・トランスフォーメーション・ニーゼロニーサン）に取り組んでいる。
今後もタイヤ、MB事業で掲げた各事業戦略に基づき、次世代の成長に向けた「変革」を追求していくとのことだ。