SkyDrive、「空飛ぶクルマ」の型式証明申請が受理 型式証明活動を開始

「空飛ぶクルマ」および「物流ドローン」を開発するSkyDriveは、10月29日に「空飛ぶクルマ」の型式証明申請が国土交通省に受理され、型式証明活動を開始したことを発表した。

型式証明の審査対象は、2025年に事業化を目指している機体となるという。

2020年8月に有人飛行試験に成功した1人乗りの試験機「SD-03」

■型式証明について

型式証明とは、国土交通省が航空法に基づき、新たに開発された航空機について、その型式ごとに設計、構造、強度、性能などが所要の安全基準及び環境基準に適合していることを証明するもの。

この証明のためには強度試験や飛行試験など、各種審査が行われるという。なお、「空飛ぶクルマ」として国土交通省に型式証明申請が受理されたのは、日本で初めてとのことだ。

SkyDrive 代表取締役CEO 福澤知浩氏は以下の通り述べている。

「国土交通省様とは、2018年に空飛ぶクルマの官民協議会が開始され、SkyDriveが初めて屋外飛行試験の許可を頂いたタイミングから、航空機を安全に試験・開発する進め方を議論させていただいてきました。今回、型式証明申請を受理していただき、ますます政府・国土交通省様と連携を深めながら、安心安全な空飛ぶクルマの機体開発を進めて参ります。」

「ここまで様々な形で弊社をサポートいただいた関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。エアモビリティ社会の実現に向け、今後も国土交通省様をはじめ、様々な機関や企業様のご支援をいただきながら「空飛ぶクルマ」の事業開始を目指してまいります。」

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