積水ハウスとマリオット・インターナショナルは、地方創生事業「Trip Base(トリップベース)道の駅プロジェクト」にて、地域の知られざる魅力を渡り歩く旅の拠点となるホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット」を2020年10月の開業を皮切りに、これまで5府県14か所で展開してきた。

今回、ホテルを開発する特別目的会社と匿名組合契約を結び、新たにセカンドステージとして、北海道、兵庫県、岡山県、広島県、福岡県、佐賀県、熊本県、鹿児島県の8道県14か所で1,184室のホテルを2022年春より順次開業する計画が始動したと発表した。

「Trip Base 道の駅プロジェクト」は、「未知なるニッポンをクエストしよう」をコンセプトに、地域や自治体、パートナー企業とともに、観光を起点に地域経済の活性化を目指す地方創生事業。

「道の駅」を拠点に、「地域の知られざる魅力を渡り歩く旅の提案」を通して、地方創生の一助となることを目指しているという。

宿泊特化型ホテルで、食事やお土産などは道の駅をはじめとする地域の店を利用することで、地域の人々との交流や道の駅との往来を促す設計となっているとのことだ。

同事業は、2018 年11月に旗揚げし、現在26道府県の自治体、44社のパートナー企業と事業連携を進めており、2020年10月から旅の拠点となるホテルを開業し、今後、2025年には26 道府県にて約3,000室規模への拡大を目指していくとのことだ。

セカンドステージ開業計画地およびホテル概要

2022年春から2023年秋までに、8道県14か所で合計1,184室を開業する予定であるという。

セカンドステージのホテル開発をする特別目的会社との匿名組合契約について

積水ハウスは、地方創生事業「Trip Base 道の駅プロジェクト」にて2022年春以降、順次開業予定のセカンドステージ8道県14施設のホテルを開発する特別目的会社(以下、SPC)「合同会社ニューツーリズム・トリップベース2号」と2021年10月27日に匿名組合契約を結んだという。

「合同会社ニューツーリズム・トリップベース2号」は、同社を含む各団体からの出資を受け組成されたSPC。

積水ハウス子会社のホテル経営会社と建物賃貸借契約、道の駅の設置者である市町村等と土地賃貸借契約、プロジェクトマネジメントを担当する同社や、同社グループ会社と設計・施工契約を結ぶなど、「Trip Base 道の駅プロジェクト」の事業主体としてホテル開発を行う合同会社。

ファーストステージ開業地およびホテル概要

同事業では、ファーストステージとして2020年10月から2022年3月までに、6府県15か所で合計1,152室のホテルを開業・運営している(フェアフィールド・バイ・マリオット・奈良天理山の辺の道は、2022年3月21日に開業予定)。

パートナー企業について

2018年に事業発表して以来、地域経済の活性化を目指す同プロジェクトに共感・賛同する地元企業・全国規模の企業との事業連携を進めているという。

現在までに44社のパートナー企業と連携。今後も「TRIP BASE STYLE」による魅力の創出を通じ、地方創生・地域経済活性化の一助となる取り組みを推進していくとしている。

「TRIP BASE STYLE」4つの要素で唯一無二の魅力を創出

「TRIP BASE STYLE」とは、道の駅とそこに隣接するホテルを拠点に、地域の知られざる魅力を渡り歩く新たな旅のスタイル。この旅の魅力を、地域の人々やパートナー企業と連携して創出し、公式ホームページで発信している。

これまでのパートナー企業との取り組み事例

左:あさひとのサイクリングツアー 右:信濃路の道の駅に併設「すさみ夜市」

ホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット」について

「地域の知られざる魅力を渡り歩く旅」の拠点となるホテルは、マリオット・インターナショナルのホテルブランド「フェアフィールド・バイ・マリオット」。

従来、「休憩、通過」点であった「道の駅」をハブとして、各地に分散している観光資源をネットワーク化することにより、集客ポテンシャルを最大限に引き出し、旅の拠点として地域経済の活性化につなげることを目的としているとのことだ。

また、宿泊特化型ホテルであるため、食事やお土産などは道の駅をはじめ地域のお店を利用することで、地域の人々との交流や道の駅との往来を促す設計となっているとのことだ。

世界各国に1,150軒以上のホテルを展開する、フェアフィールド・バイ・マリオットは、信頼のおけるサービスや温かみのある心地よい空間により、シームレスな滞在を提供できるようデザインされているという。

フェアフィールドは、無料Wi-Fi に加え、丹念にデザインされたゲストルームや、リビング、ワーキングスペースを提供。

さらに、フェアフィールドは、数多くの受賞歴を誇る旅行プログラム、Marriott Bonvoy(マリオット ボンヴォイ)に参加している。

同プログラムは、会員に類を見ないグローバルブランドの数々やMarriott Bonvoy Momentsでの会員限定の体験、そして無料の高速Wi-Fi接続や会員限定の特別料金を利用できるほか、マリオットのモバイルアプリでは、モバイルチェックイン&チェックアウト、モバイルリクエスト、ホテルではモバイルキーが利用できるという。

Trip Base 道の駅プロジェクト イメージ積水ハウスとマリオットによる地方創生事業「Trip Base 道の駅プロジェクト」