ジャンボフェリーが内海造船に発注した新造船(S 822番船)の起工式が、下記のとおり、執り行われると発表した。

【日時】2021年11月12日(金) 午前11時30分より
【場所】広島県尾道市瀬戸田町 内海造船瀬戸田工場

この新造船は、現行フェリー2隻のうちの「こんぴら2」(1989年竣工)の代替船となる。

ジャンボフェリーは、神戸~小豆島~高松を1日4往復運航。

使用船舶はフェリー2隻(こんぴら2、りつりん2)。

環境問題やドライバー不足を解決するモーダルシフトの受け皿として、また、関西と小豆島・高松をダイレクトに結ぶ唯一の航路として、重要な役割を果たしているという。

今後のスケジュールは以下の通り。

2021年11月12日  起工式  (船体デザインの発表)
2022年 5 月(予定) 進水式  (船名・客室デザイン・コンセプトの発表)
2022年 9 月(予定) 竣工    (入魂式・引渡し式)

なお、2隻目の新造船(りつりん2代替船)は、2025年竣工を予定しているという。

船体は現行の約1.4倍、輸送力は約3割アップ、客室スペースも拡大。

また、浅喫水・全面無柱フルフラット甲板対応型の2サイクル1機1軸推進システムや高速離着岸デバイスなどのパッケージ化により、大幅な燃費向上を実現。

高い換気能力と深紫外線(UV-C)殺菌デバイスを備えた空調システム)を導入し、個室や半個室タイプの客席も充実させ、新型コロナにも対応しているとのことだ。