Appleは、2021年9月25日を末日とする同社の2021年会計年度第4四半期の業績を発表した。

同四半期の売上高は7〜9月期としては過去最高となる834億ドルを記録、前年同期比では29パーセント増加。同四半期の希薄化後の1株当たり利益は1.24ドルであったとのことだ。

AppleのCEO(最高経営責任者)、ティム・クック氏は次の通り述べている。

「今年は、M1を搭載したMacやiPhone 13のラインナップなど、パフォーマンスの新しい標準を打ち立て、お客様が新しい方法で制作したりつながったりできるようにする、これまでで最もパワフルな製品を発表しました。私たちは、自分たちが作るすべてのものに価値を注ぎ込んでおり、サプライチェーン全体で、また製品のライフサイクル全体にわたって2030年までにカーボンニュートラルを実現するという目標に近づきつつあり、より公正な未来を作るという使命を前に進めています。」

また、CFO(最高財務責任者)、ルカ・マエストリ氏は以下の通りコメント。

「7〜9月期で過去最高となった業績は、不確かなマクロ環境が続く中であっても当社のすべての地域セグメントとすべての製品カテゴリで過去最高の売上高を記録し力強い2桁成長を遂げた、驚くべき会計年度を締めくくるものです。記録的な売上高と類いまれなカスタマーロイヤルティ、そして私たちのエコシステムの強さによって、アクティブデバイスのインストールベースも過去最高となりました。当社は7〜9月期に、段階的にネットキャッシュニュートラルポジションに到達するという目標に向かって進みながら、240億ドル以上を株主に還元しました。」

Appleの取締役会は、同社の普通株式1株につき0.22ドルの現金配当を宣言。

この配当金は2021年11月8日の市場取引終了時点で株主名簿に記載されている株主を対象に、2021年11月11日に支払われるとのことだ。

なお、Appleは、2021会計年度第4四半期業績発表のカンファレンスコールを、2021年10月28日14時00分(米国西部時間)より、apple.com/investor/earnings-call にてライブ配信。このウェブキャストはライブ配信終了後も約2週間にわたり視聴が可能であるとしている。