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ソーイは、全世界規模でのゼロ・ウェイストへの転換とエシカルな消費への対応の解決策として、今回コーヒーをドリップした後に残る豆、いわゆるコーヒーかすの利用方法について、地元沼津のコーヒーショップと連携して一つの解決策を見出し、サステイナブルを目指すアップサイクル製品の販売を10月28日に開始すると発表した。
第一弾として、地元のLilac Coffee Roasterと連携してコーヒードリップ後にこれまでは大半が廃棄されていたコーヒーかすをアップサイクルしたスイーツ(COLEHA[コレハ]と命名)と、改めてコーヒー飲料(NEO COFFEE [ネオコーヒー]と命名)として提供する画期的な取り組みを実施。
■ プロジェクトを開始した理由
コーヒーかすの処理は、ほとんどが廃棄で再利用も進んでいないことに加え、含水率が高いため廃棄でも再利用でも一旦乾燥するために莫大な熱量と大量の炭酸ガスを発生させている。
SDGsの12番の生産・消費、13番の気候変動の観点から、再利用と完全消費の必要性と、乾燥工程を必要としないカーボンニュートラルな処理法の確立の必要性があると考えられていたという。
こうした中、発酵のチカラで、通常破棄されていたコーヒーかすや賞味期限切れの豆を、今回提供する製品とすることでゼロ・ウェイストとし、乾燥工程無しで、カーボンニュートラルを達成する処理法を確立。
また一方でコーヒー豆生産には2050年問題があり、現状のペースの気候変動が進むと、アラビカ種の栽培適地が50%減少することが言われ、ブラジルでは60%も減少するとも言われているとのことだ。
そうなると現在のように日常的にコーヒーを気軽に飲めなくなる可能性がありますが、ネオコーヒーはこの2050年問題を延期させることができると考えています。
■近年求められているエシカル消費に注目
近年のSDGsの動きも併せ、消費者意識の変化が特に若年層を中心として、環境に配慮した持続可能なライフスタイルの提案を行う方向に社会が動き出している。
持続可能な社会を創出する上では、廃棄物の削減・有効活用が世界中でも必要不可欠な行為として推進されているものの、既存製品とのコスト感格差から思わしい成果が得られていないとのことだ。
同社はこれまでに発酵製品の開発をしてきた経緯があり、自然由来の微生物本来のチカラで、人に優しく環境にも優しい未来を目指しているという。
■コーヒーかすに新たなる価値を
その第一弾として、地元のLilac Coffee Roasterと連携してコーヒードリップ後にこれまでは大半が廃棄されていたコーヒーかすをアップサイクルしたスイーツ(COLEHA[コレハ]と命名)と、改めてコーヒー飲料(NEO COFFEE [ネオコーヒー]と命名)として提供する画期的な取り組みを実施。
歴史的にコーヒー豆はドリップが出現した200年前まですべてが飲用されていたものであり、SDGsの観点からも廃棄物としての考え方を改める必要性をかねてより考慮。
同社は今後「コーヒーかす」についてコーヒーという飲料の基という意味を込めてコーヒーベース(COFFEE BASE)と称することを提案するとしている。
■ UP 0 TECH (アップゼロテック)とは
食品を扱う企業等から排出される食品廃材を第二の食品素材として捉え、新たなる食品へ、または食品以外の化粧品などへアップサイクルし、ゼロ・ウェイストとするプロジェクト。
■食品廃棄を減らした循環型社会の実現へ
コーヒーベースがCOLEHAやNEO COFFEEとして再利用されるだけではなく、ゼロ・ウェイストが達成され、地元内で循環型社会(Circular Economy)が形成出来たことに今後のサステナブルな社会形成への一石を投じることが出来ると考えているとのことだ。
■今後について
「UP 0 TECH」プロジェクトは、日本全国で同じ志を持つパートナーと連携・協力のもと取り組み地域や商品販売経路、取り扱い商品の拡大も検討し、持続可能な社会に向け、広くは一般消費者とともにサーキュラエコノミー(循環型経済)の実現を目指した取り組みを進めていくとしている。