セブン‐イレブン・ジャパン、日本財団と広島県は、広島市の協力のもと、限りある資源の有効な活用と海洋プラスチックごみ対策を目的としたペットボトル回収事業を開始すると発表した。
実施にあたり、広島県内のセブン‐イレブン120店舗に『ペットボトル回収機』を新たに設置し、地域の人々と共に、ボトルtoボトルによるプラスチックのリサイクルと海洋ごみ対策を促進していくとのことだ。
瀬戸内海に面する広島県は、海洋プラスチックごみの流出を防ぐべく、県独自のプラットフォーム「GREEN SEA 瀬戸内ひろしま・プラットフォーム(略称「GSHIP」(ジーシップ))」を設立する等、様々な取り組みを行ってきた。
今回、瀬戸内海に面する4県(岡山県、広島県、香川県、愛媛県)との包括的海洋ごみ対策プロジェクト「瀬戸内オーシャンズX」を推進する日本財団と、グループの環境宣言『GREEN CHALLENGE 2050』のもと、プラスチック対策の一つとして『ペットボトル回収機』の設置を推進するセブン‐イレブン・ジャパンが、互いの活動に賛同し、産官民が連携する同取り組みが実現。
四者の連携により、地域社会と一体となったペットボトルリサイクル活動に取り組み、“循環経済社会”の実現と海洋プラスチックごみの削減を進めていくとしている。
【四者の役割】
■広島県・広島市
・同事業の周知および正しい分別について、市民への浸透を図る。
■日本財団
・セブン‐イレブン店頭に設置するペットボトル回収機について、本体費用の1/3を拠出。同事業の周知。
■セブン‐イレブン店舗
・回収機の運用および回収資源の管理。
【ペットボトル回収機】
<開発メーカー>寺岡精工
<機器サイズ>(単位:mm)W650×D500×H1330
<収容量>ペットボトル約280本 ※500mlペットボトル換算
◎セブン‐イレブン店頭のペットボトル回収機
セブン‐イレブンでは、2017年より店頭へのペットボトル回収機の設置を進めており、現在951台の設置となっている。(2021年10月22日時点、広島県内設置分除く)
また、利用客より預かったレジ袋代金における「本部収益相当額」を、ペットボトル回収機の設置費用の一部に充てることで、更なるプラスチックのリサイクルに取り組んでいるとのことだ。
なお今回、そごう広島店の従業員施設内(社員食堂)のセブン‐イレブン店舗にも、回収機を設置。グループ事業会社内のセブン‐イレブン店舗への、回収機の設置は初となる。