NTTドコモ(以下、ドコモ)と、メドレーは、メディカル領域のサービスを拡大し、患者の医療活用支援を加速することを目的に、ミナカラの全株式を共同取得すると発表した。

ドコモとメドレーは、患者が医療ヘルスケアを使いこなせる未来を実現するため、2021年4月に資本業務提携を締結している。

現在、医療機関におけるオンライン診療システムや、オンライン服薬指導システムの導入が順調に進んでいることを背景に、患者の医療活用をさらに加速するため、オンライン診療・服薬指導アプリ「CLINICS」の共同運営や新サービスの展開を今後予定しているという。

今回、メディカル領域において重要な「薬」に関する知見が深く、患者のオンラインサポートのノウハウも有するミナカラのアセットが加わることで、これまでよりも付加価値の高い医療活用支援サービスをより早く開始できると考え、ミナカラの全株式を共同取得したとのことだ。

ドコモとメドレーは、ミナカラの既存株主から全株式を共同取得するとともに、積極的な成長投資に向け、ミナカラの第三者割当増資を引き受けるとしている。

出資比率は、メドレー:14.9%(6.64億円)、ドコモ:85.1%(37.96億円)。

なお、メドレーは、ミナカラから総額12.39億円の転換社債型新株予約権付社債も引き受ける。

同新株予約権付社債の転換権を全て行使した場合、メドレーはミナカラの議決権の33.4%を保有することになるとのことだ。