ユニクロは、中国・北京初のグローバル旗艦店「ユニクロ 北京三里屯店」を、11月6日にオープンすると発表した。

上海の2店舗に続き、中国大陸で3店舗目のグローバル旗艦店で、北京の有名なファッションスポットである三里屯に位置。同店は、中国の文化や伝統を取り入れながら、アート、サイエンス、カルチャー、そしてサステナビリティを重視し、利用客が、ユニクロのブランド哲学LifeWearを体感できる独創的でユニークな購買体験を提供するとのことだ。

また、ユニクロは、11月5日から10日まで上海で開催される中国国際輸入博覧会(CIIE)に出展。

博覧会では、新しいLifeWearコレクションとともに、新たに誕生するグローバル旗艦店の様々な魅力を紹介するという。

ファーストリテイリング 代表取締役会長兼社長 柳井正氏は次のように述べている。

「ユニクロは約30年にわたり、中国の利用客、お取引先様とともに成長してきました。この歩みの最新の成果が、北京初のグローバル旗艦店となるユニクロ 北京三里屯店です。LifeWearの理念のもと、あらゆる人々のライフスタイルに寄りそう服を北京の皆様にもご提供できることを、心からうれしく思います。今回の出店は、当社が真の情報製造小売業に変革するための重要な一歩です」

■LifeWearのアートとサイエンスを体感できるインスタレーションと中国大陸初の「UNIQLO FLOWER」が登場

ユニクロのLifeWearは、機能性と洗練されたデザインにより、あらゆる人々の生活を豊かにする、シンプルで上質な普段着。その魅力とユニクロを代表する商品の機能や品質を伝えるインスタレーションやアート作品を、店内に展示するという。

また、中国大陸初となる花売場「UNIQLO FLOWER」も登場。

さらに、ユニクロが取り組んでいる、中国の少数民族ミャオ族の伝統文化に親しむプロジェクトの一環で、ミャオ族の伝統的な刺繍をあしらった作品が店内に。大きさ1平方メートルのこの作品は、ミャオ族の刺繍職人と北京の清華大学の学生たちによって制作され、地球環境と次世代のために、持続可能な日常を大切に育みたいという願いが込められているとのことだ。

■「UT」のフロアを、アートとカルチャーの情報発信基地に

世界中のアーティストや人気コンテンツなど旬のポップカルチャーとコラボレーションしたTシャツブランド「UT」の専用フロアを、北京では初めて設けるという。

さらに、カスタムTシャツやトートバッグが作れるサービス「UTme!」も北京に初登場。中国風にアレンジされたユニバーサル・スタジオやディズニーのモチーフ、中国の書道をテーマにした模様など、さまざまなデザインを使って、好みのTシャツを作ることができる。

また、中国のアーティストと初めてコラボレーションしたUTコレクション「新人文」を販売。

このコレクションは、中国の墨絵アーティスト「老樹」(本名:劉樹勇)が手がけた「真の情」「慈善の愛」「美しきもの」の3つのアートワークを取り入れており、アジアの伝統的な美意識と、「真・善・美」の哲学を表現しているとのことだ。

■人気のコラボレーションを含め、フルラインナップを用意

ユニクロ 北京三里屯店は、利用客の様々なライフスタイルのニーズに応えるため、メンズ、ウィメンズ、キッズ、ベビーといった、ユニクロの商品をフルラインナップで用意。

加えて、グローバルに展開する日本発のブランド、White Mountaineeringとの初のコラボレーション「UNIQLO and White Mountaineering」や、アーティスティックディレクター、クリストフ・ルメール率いるパリのデザインチームが生み出す「Uniqlo U」などのコレクションをフルラインナップで販売。

また、オープンから期間限定で11色のフリースを販売するほか、カシミヤ100%の最上質のニット「プレミアムカシミヤコレクション」も販売するという。

ユニクロは中国大陸で、2002年9月に1号店を出店し、現在は約850店舗を展開している。

11月5日から10日まで上海で開催される中国国際輸入博覧会(CIIE)では、「Tomorrow Wonderland」と題して、1,000平方メートルのスペースを使って、LifeWearが体現する革新的な商品とサービスを披露し、人々の暮らしとライフスタイルの未来像を刷新していくとしている。

■店舗概要
 店舗名  : ユニクロ 北京三里屯店
 住所   : 北京市朝陽区工体北路58号三里屯西区1F~3F
 売場面積 : 約730坪
 取扱商品 : メンズ、ウィメンズ、キッズ、ベビー
 オープン日: 2021年11月6日