東武トップツアーズは、ソーシャルデータバンク、アローリンクNoCode Japanと共同で、「スマートコロナパス」を開発し、10月21日の観光庁実証事業より運用を開始すると発表した。
「スマートコロナパス」は、国内でも利用者が多いLINE上で動作する民間のワクチンパスポートアプリとしている。
自治体、観光事業者、イベント事業者などのLINE公式アカウントと友だちになることで、専用アプリをインストールすることなく各種サービスを利用できるという。
新型コロナワクチン接種済証およびPCR検査結果または抗原検査結果を登録し、旅行先や飲食店、イベント会場で、コロナワクチン接種状況やPCR検査結果の提示をスマートに行うことができるとのことだ。
なお、このアプリで登録されたユーザー情報は、LINEのサーバーを利用せず、別会社の日本国内に設置されたサーバーへ保管されるという。
同社は今後も、人が集まることを前提としたビジネスの新型コロナウイルス対策に貢献し、人々が安心・安全に交流できる取り組みに寄与していくとのことだ。
■「スマートコロナパス」搭載機能
●新型コロナワクチン接種済証の登録および提示
●PCR検査結果、抗原検査結果の登録および提示
●スマートコロナパス
●デモ画面動画
●ツアー内容、店舗情報、イベント内容などの掲載
●健康管理アンケートや感染防止策の情報提供
●運営側による接種済証、PCR検査結果等の確認
■特徴
1.専用アプリケーションのダウンロード不要
自治体、観光事業者、イベント事業者のLINE公式アカウントから連携しスマートコロナパスが動くため、別途のアプリダウンロードは不要。
2.ワクチン接種済証、PCR検査結果等の事前チェック機能
観光事業者などがアプリの管理画面から、接種済証・PCR検査結果・抗原検査結果をチェックし、アプリ内表示を「事務局確認中」から「認証完了」に変える。
3.健康チェック機能
熱があるか、咳やのどの痛みがないかなどの旅行前後の健康チェックが可能で、事業者側が回答内容や未回答者の有無を事前に確認できる。