Apple、「Tech Talks 2021」開催 100を超えるライブセッションでデベロッパへ学習体験を提供

Apple Tech Talks 2021を開催

Appleは、2021年10月21日より、今後8週間にわたって、100以上のライブセッションと1,500のオフィスアワーというプログラムで構成される、新しいオンラインのデベロッパエンゲージメントシリーズであるTech Talks 2021を開催すると発表した。

Tech Talks 2021

Tech Talksは、デベロッパがAppleのエキスパートと直接つながり、新しいテクノロジーについて詳しく学んだり、質問をしたり、一対一で指導を受けたりする機会を提供するという。

またデベロッパにとって、App Storeのアプリケーションの開発と配布に関する体験についてAppleチームのメンバーにフィードバックを直接伝える新しい方法にもなるとしている。

Appleのワールドワイドデベロッパリレーション担当バイスプレジデント、スーザン·プレスコット氏は、以下のように述べている。

「日々、世界中のデベロッパが私たちのプラットフォームで驚くようなアプリケーションとゲームを生み出しており、私たちは、デベロッパがそのために行なっている大変な作業をより簡単にし、より影響力のあるものにするあらゆるリソースをデベロッパに提供することを目指しています。

私たちのチームは、このとても貴重なコミュニティにおける重要な作業をさらにサポートするため、また、皆さんの話を聞いて皆さんから学ぶために、世界中のより多くのデベロッパとつながることができるのを楽しみにしています」

セッションは、複数のタイムゾーンに東京、ベンガルール(インド)、クパティーノ(カリフォルニア州)、ロンドン、メキシコシティ、サンパウロ、ソウル(韓国)、上海、シンガポール、シドニー、テルアビブ(イスラエル)など、世界中のAppleの拠点からオンラインで実施するという。

各セッションでは、Appleのエキスパートによるライブプレゼンテーションと質疑応答を行い、デベロッパは、SwiftUI、App Clips、HealthKit、機械学習、拡張現実、アクセシビリティ機能などの統合について、技術的な詳細を掘り下げて知ることができるとしている。

また、5Gの採用、App StoreでのApp内イベントの公開、App Reviewのプロセスを最大限に活用する方法、エンタープライズ開発を始める方法など、開発に関するその他の様々なトピックも体験できるという。

オフィスアワーのプログラムは、デベロッパがApp Review、エバンジェリズム、App Store Connect、デベロッパテクニカルサポートを担当するAppleのエキスパートに会い、自分のアプリケーションについて一対一で30分間対話できる機会を提供。

デベロッパがトピックを選び、テクノロジーの使用および採用、デザインの改善、問題の解決、ガイドラインやツールの理解について質問できるとしている。

また、オフィスアワーは、デベロッパがフィードバックを共有する機会にもなるとのことだ。

Tech Talks 2021は無料で、Apple Developer ProgramとApple Developer Enterprise Programの現行メンバーが参加でき、2021年10月21日より登録を受け付け、新しいセッションとオフィスアワーの予定は2週間ごとに掲載されるという。

Appleは、デベロッパがアプリケーションの開発、テスト、マーケティング、15億台以上のAppleデバイスへの配信を行えるよう、多様な最先端のツールと包括的なサポートを提供するとのことだ。

25万以上のAPIがあるソフトウェア開発キット(SDK)やデベロッパサービスなど、無料のツールやフレームワークが幅広く揃っており、デベロッパがiOS、iPadOS、macOS、tvOS、watchOS向けアプリケーションを構築するのをサポート。

2008年にオープンしたApp Storeは世界で最も安全で活気にあふれたアプリケーション市場、そして総数180万本を数えるアプリケーションが集まる場所として、世界175の国と地域から毎週5億人以上の人々が訪れているとしいう。

App Storeは、年齢もバックグラウンドも異なる、クリエーター、ドリーマー、学ぶ人達が各々に必要なツールと情報を手につながり、今よりも明るい未来や良い世界を作り出すことをサポートするとのことだ。

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