ビジュアル探索ツールのPinterestは、世界的にホームフィードのデザインを一新し、インスピレーションを探すユーザーのために「アイデアピン」と「ホームフィード」タブのオプションの展開を開始したと発表した。
また、クリエイター支援のための新たな機能を複数導入し、初の収益化プログラム「クリエイターリワード」を立ち上げるとしている。
さらに、国内の人気クリエイターによるPinterestオリジナルコンテンツの展開も開始し、12月には日本初のクリエイターフェスティバルの開催も決定したとのことだ。
今回追加された新デザインおよび新機能は、クリエイターとオンライン消費者の変わり続けるニーズと期待に応えるもので、インスピレーションを通した新たなオーディエンスの構築、同じ興味を持つコミュニティとの交流、あるいはオリジナルコンテンツでの収益の獲得など、あらゆる可能性を実現ささるとしている。
新機能とサービスは、iOS、Android、ウェブサイト、デスクトップで日本を含め世界的に展開を開始したとのことだ。
■フィードデザインを一新!「アイデアピン」タブで全画面での動画視聴が可能に
Pinterestはホームフィードのデザインを一新し、インスピレーションを探すユーザーのために「ホームフィード」タブと「アイデアピン」タブのオプションを導入したという。
新しい「アイデアピン」タブでは、クリエイターの新作コンテンツをフルスクリーンで表示し、ユーザーの興味関心や好みに合ったアイデアピンを縦方向にスクロールしながら視聴が可能に。
また、「ホームフィード」タブはPinterestの従来のインスピレーションフィードの進化形としている。「アイデアピン」と「ホームフィード」の両方のオプションにより、ユーザーはアイデアを探す方法を手軽に選べるようにるとのことだ。
■初のユーザー向けの投稿機能:アイデアにリアクション投稿ができる「テイク」機能でクリエイターとユーザーの交流を促進
今回新たに導入される「テイク」機能では、ユーザーがクリエイターのアイデアに対してリアクション投稿ができるようになるとしている。
クリエイターによる思わず試してみたくなるアイデアの提供によって、ユーザーの新しいものに挑戦してみようという気持ちを促し、よりコミュニティ内のの交流を活発にすることができるのがこの機能の特徴とのことだ。
ユーザーが投稿した「テイク」は、クリエイターが作成した元のアイデアピンにリンクされ、また「テイク」機能展開の一環として、ユーザーはさまざまな新しいツールを使ってアイデアピンの作成ができるようになるという。
さらに編集機能を搭載した数千タイトルの楽曲、動画編集と録画機能、公開前に完成形をチェックするのに役立つプレビューモード、グラフィックデザイナー・イラストレーターのRimoさんによる日本オリジナルステッカー4種類を含む季節やイベントに合わせたステッカーも新たに導入されたとのことだ。
■ポジティブで安全なプラットフォームを保つための「コメントコード」
クリエイターのコンテンツに反応するユーザーには、クリエイターとのポジティブな交流を促すガイドラインである「コメントコード」が表示。
この新しい「コメントコード」は、Pinterestをポジティブなプラットフォームに保つためのコンテンツポリシーとして今春に導入されたクリエイターコードに基づくものだという。
さらに、「テイク」の導入にあたり、ジェニファー・ロペス、ミーガン・ジー・スタリオン、ストーム・リードなどのセレブが、「Create your Take」(あなたのテイクを作ろう)を呼びかけるために、「Pinterestで見つけたインスピレーションへの挑戦」を投稿。
それぞれ、ハロウィンのアイデアから秋のファッション、愛犬のスタイルまで、さまざまなインスピレーションに満ちたアイデアピンをシェアしてユーザーにそのアイデアを元に作成したテイクを投稿するよう呼びかけるとしている。
■人気クリエイターがPinterestオリジナルコンテンツを順次公開
次世代のクリエイタープラットフォームとして、さらにアップデートしたPinterestに人気クリエイターが登場。
10月25日より、今注目の国内クリエイターによるPinterestオリジナルのアイデアピンが公開され、アーティストの手越祐也さんによるアイデアをはじめ、様々なジャンルのインスピレーション溢れるPinterestオリジナルコンテンツが、検索タブの「毎日の新しいアイデア」より見ることができるとのことだ。
■国内初のクリエイター向けイベント「クリエイターフェスティバル」開催
12月にPinterest国内初のクリエイター向けオンラインイベント「クリエイターフェスティバル」の開催が決定。イベントでは、クリエイター、Pinterestの代表者や特別ゲストが登場し、最新のクリエイター機能や体験を紹介するという。
約1時間にわたるライブストリーミングイベントでは、インスピレーションを通したオーディエンス・コミュニティの拡大から、より有意義なエンゲージメントを促進する高品質なコンテンツの作成方法、クリエイターのメンタル面の課題をケアするための取り組みまで、様々なトピックに触れるとのことだ。
<開催概要>
日時:
12月9日20:00~21:00