ディー・エヌ・エー(以下、DeNA)と日本電気(以下、NEC)は、協業事業検討パートナー契約を締結し、DeNAが保有するプロ野球・横浜DeNAベイスターズ、プロバスケットボール・川崎ブレイブサンダース、DeNAが出資および経営参画しているプロサッカー・SC相模原の3チームおよびそれらの試合会場において、NECのICTを活用した実証実施に向けた検討を開始すると発表した。
DeNAとNECは2020年10月に横浜スタジアムにてマスク着用率把握や人流把握を行った「コロナ対策における大規模イベントの人数制限緩和の技術実証」での協働をきっかけに、withコロナ・afterコロナにおけるスポーツ興行や地域の活性化におけるICTの利活用について、より具体的な施策に進めるべく契約締結に至ったという。
なお、DeNAが関与する3競技横断の取り組みに関する契約締結は同件が初となる。
DeNAは、「スポーツの力で“ひと”と“まち”を元気にする」をミッションに掲げ、神奈川県下におけるスポーツ事業およびそれに伴うまちづくりに関連した事業を展開。
今回のNECとの取り組みにより、スポーツ興行における観客の利便性向上やより安心して観戦することができる環境整備に向けた具体的な検討を推進できることを期待しているという。
NECは、AI、生体認証、セキュリティ技術等を活用した安全・安心なスポーツ観戦の環境づくりや、スタジアムとその周辺地域の活性化に取り組んでいる。
今回、DeNAが関与する3競技を横断した様々な環境での実証を通し技術の評価・検証を行うことで、スポーツ事業やまちづくり事業への更なる貢献を目指しているとのことだ。
今後両社および各スポーツチームを交えた協議を経て、2022年10月までに各試合会場における実証を検討していくとしている。