Yahoo!不動産、コミュニケーションウィジェットの提供を開始 不動産探しをアクティブにサポート

ヤフー(以下、Yahoo! JAPAN)が運営する不動産ポータルサイト「Yahoo!不動産」は、ユーザーの不動産探しをアクティブにサポートする、コミュニケーションウィジェットの提供を開始したと発表した。

「Yahoo!不動産」は、賃貸物件・新築マンション・中古マンション・新築一戸建て・中古一戸建て・土地などの不動産情報を提供するサービスで、ユーザーは、エリアや間取りなどさまざまな条件から不動産情報を検索して、興味のある物件の資料請求や内見の申し込みなどができる。

「Yahoo!不動産」では、ユーザーが希望の物件を見つけやすいよう、検索機能の改善などさまざまな取り組みを進めているという。

しかしながら、実店舗での対面の接客とは異なり、Webサービスは自分自身で検索条件を設定する必要があるため、物件探しに慣れない人にとっては「何を条件に設定したら良いかわからない」「希望の物件になかなかたどり着けない」といった課題があったという。

そこで今回、オンラインでも対面の接客のようなアクティブなサポートを通じて、より良いユーザー体験を届けるため、コミュニケーションウィジェットの導入を決定。

コミュニケーションウィジェットは、Yahoo! JAPAN公式キャラクターである「けんさく」が、会話形式でユーザーの希望を伺って物件を提案したり、その時おすすめの情報を届けたりすることで、ユーザーの物件探しをサポートするという。

さらに、ユーザーに関する情報を蓄積することで、より好みにあった提案ができるよう成長していくとのことだ。

なお、現時点では中古マンション・新築一戸建て・中古一戸建てのみに対応しており、今後対象の拡大も検討していくとしている。

2021年9月に実施したテスト導入では、コミュニケーションウィジェットなしのユーザー群と比べ、コミュニケーションウィジェットありのユーザー群の方が、資料請求等のアクションに至った割合が約10%向上し、より希望の物件にたどり着きやすくなったことが示唆される結果となった。

なお、同コミュニケーションウィジェットの開発・提供にあたっては、SELFからの技術協力を受けているという。

また、コミュニケーションウィジェットとの会話で入力した情報等はYahoo! JAPANのプライバシーポリシーに従って扱うとしており、SELFが個人を識別できる情報を取得することはないとのことだ。

Yahoo! JAPANでは今後、ユーザーにより良い体験を届けるため、他のサービスでもコミュニケーションウィジェットの導入検討を進めていく予定であるという。

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