DMMグループであるピックアップは、同社の運営するZ世代向けチャット小説アプリ「TELLER(テラー)」の読者を対象に「ゲーム」に関するアンケート調査を実施し、結果を公表した。
まず、ゲームを遊ぶ頻度について調査したところ、Z世代は92%が週一回以上ゲームを遊んでいると回答。毎日ゲームを遊ぶ人が多数派で、65.3%が毎日遊んでいると回答したとのことだ。
以降紹介する回答は、上記の傾向を持ったユーザー377名の回答となる。
■一番好きなゲームは音ゲー派が圧倒的1位。Z世代に一番良く遊ばれているゲームは「プロセカ」。
普段どのようなジャンルのゲームを遊んでいるかを聞いた所、音楽ゲームという回答が圧倒的な1位で60.5%となった。
一番好きなゲームは何かを自由回答で聞いた結果も、音ゲーの「プロセカ(プロジェクトセカイ)」が大差を付けて1位であり、2~3位はバトルロイヤル系のゲームが並ぶ結果に。
なお、その他の回答としては「スマブラ」「マリオカート」等の任天堂のゲームや、「アイナナ」『あんスタ」等の音ゲーが多く見られたとのことだ。
■よく遊ぶのは圧倒的にスマホゲームな一方、好きなゲームにはコンシューマーゲームも多数ランクイン。
普段良く遊ぶゲームのプラットフォームに関しては、87.8%がスマホゲームと回答し、圧倒的多数となった。
その一方で、上述の「一番好きなゲームを1つ上げるなら何か?」という回答で得られたゲームのプラットフォームを分類してみた所、スマホゲームが依然として1位ではあるものの、コンシューマーゲームとPCゲームとの開きはかなり縮まった結果に。
また、PCゲームとコンシューマーゲームの順位が逆転しているのも興味深い結果だとしている。
スマホゲームしか遊ばないという層も一定数いることを踏まえると、Z世代にとっての面白さではコンシューマーゲームとPCゲームの方が優っているとも言えるとのことだ。
■Z世代には対戦ゲームが人気。55.4%がオンラインでの対戦をきっかけに友達ができたと回答。
一番好きなゲームに関して「マインクラフト」や「ツイステ」など一部を除いてほぼ9割程度がオンライン・オフライン問わず対戦要素のあるゲームを挙げているのもZ世代の特徴だという。
そこで、オンライン対戦に関して遊ぶかどうかを聞いてみた所、71.1%がオンライン対戦を遊ぶと回答し、55.4%がオンラインでの交流をきっかけに友達ができたと回答したとのことだ。
また、オンライン対戦をきっかけに友達ができたと回答した人にどこで出会ったかを聞いた所、Twitterが最も多数派で51.2%の回答と結果となった。
■ゲームに課金しているZ世代は35.8%。ゲームは動画で探す傾向がより顕著な結果に。
直近6ヶ月でゲームにお金を使っているユーザーは35.8%であった。以前に同社が行ったアニメに関するアンケートと比較すると、ゲームへの課金傾向はかなり低い結果になったとのことだ。
新しくプレイしたいゲームの情報収集はYouTubeやTwitter、TikTok等のSNSで行うということも分かったという。
YouTubeが1位であることやTikTokでの情報収集が伸びていることから、ゲームの場合は実況や実際のゲーム画面など、文章よりも動画から情報収集していることが分かるとしている。
■調査概要
調査対象:
「TELLER」アプリユーザーのうち、回答した26歳未満の人377名(有効回答数)
地域:全国
調査時期:2021年9月12日〜19日
調査手法:インターネットによるアンケート調査
<参考>
ピックアップ「TELLER」:『ゲームに関するアンケート調査』