「働きたい時間」と「働いて欲しい時間」をマッチングするスキマバイトサービス「タイミー」を提供するタイミーは、神戸市との協業のもと、副業・兼業を加えたワーケーションの実証事業を実施すると発表した。
地方での仕事や生活を体験したい人と、人手やスキルが欲しい地方の事業者のマッチングを行う「タイミートラベル」の活用を通じて、神戸市での関係人口創出の貢献を目指すとのことだ。
新型コロナウイルス感染症の流行拡大にともない、テレワークの促進や企業による副業の解禁など、時間・場所にとらわれない多様な働き方が広がりをみせている。
この流れは、「働きたい時間」と「働いてほしい時間」をマッチングするスキマバイトサービス「タイミー」登録者属性の、コロナ禍到来前後での変化にも表れているという。
コロナ禍以前は大部分を占めていた「学生」「パート・アルバイト」割合が大きく減少し、「会社員」の副業としての利用が4割程度まで増加。
こうした人々に、「タイミートラベル」を通じて地方での副業体験を提供することで、就業地域内での関係人口創出を目指すとしている。
また、スキマバイトのマッチングプラットフォーム「タイミー」を運営する同社は、ユーザーに全国各地でのあらゆる業種での仕事機会を提供する「働く」のインフラとなることをミッションに掲げているという。
神戸市のような自治体と協業することで、農業や観光業等の地場産業での仕事を創出し、より多様な「働く」を提供するインフラとなることを目指すとのことだ。
事業概要
①市内事業者とタイミーと神戸市で求人内容を調整し、登録を行う。
②タイミートラベルのプラットフォーム上に求人情報を掲載し、参加者を募集。
③市外の参加者が申し込みを行う。
④応募情報を市内事業者と共有し、マッチング。
⑤ワーケーションを実施。
⑥業務の対価(給与など)が市内事業者からワーケーション参加者に支払われるとともに、今年度はタイミーより、旅費や宿泊費の一部も補助される。また市内事業者は、対価の30%の手数料をタイミーに支払う。
受入予定の事業者