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リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、「ハロウィーン」への参加意向、賛否等に関する意識についてのアンケートを実施し、結果を発表した。
1.2021年「ハロウィーン」行事参加予定者は11.2%、前年に比べて4.0pt減
コロナ禍の影響で昨年は例年に比べると落ち着いた印象のあった「ハロウィーン」。2021年の行事参加予定については3圏域計で11.2%と、コロナ禍では初めてであった前年の参加予定15.2%からさらに4.0ポイント減少し、過去7年間の最低値となっているとのことだ。
参加意向が最も高かったのは男女とも20代で、20代女性では17.9%、20代男性では17.3%が参加予定と回答。
前年の参加実績(2020年に調査)と今年の参加予定を比べると、今年の参加予定割合が昨年の参加実績(10.9%)を上回っており、今年実際に「ハロウィーン」行事に参加する人は、前年比で増加する可能性もありそうだとしている。
2.2021年の「ハロウィーン」を一緒に過ごしたい相手は「家族・親族」が中心
2021年の「ハロウィーン」を誰と過ごしたいか聞いたところ、「ハロウィーンを意識して過ごすつもりはない」以外は僅差となり、1位は「家族・親族(小学生以上18歳以下の子連れ)」で8.8%、2位は「夫婦2人で」で8.2%、3位は「家族・親族(19歳以上のみ)」で7.7%となった。
4位の「家族・親族(未就学児連れ)」の7.1%を合わせると、「家族・親族」で過ごすスタイルが中心の「ハロウィーン」になりそうだとしている。
3.2021年の「ハロウィーン」、過ごし方の希望は「家で」「スイーツ」「料理」等
2021年の「ハロウィーン」の過ごし方の希望に関しても調査。
結果として「ハロウィーンを意識して過ごすつもりはない」以外でのトップ5は、1位が「家で過ごしたい」で22.6%、2位が「ハロウィーンスイーツを食べたい」で12.0%、3位が「手作りの料理を食べたい」で8.9%、4位が「かぼちゃ料理を食べたい」で8.1%、5位が「飲酒を楽しみたい」で7.7%となった。
特に20・30代女性では様々な過ごし方への希望があるようだが、総じて「家で過ごしたい」が多いことからも、市中の人流への影響は限定的であると考えられるとのことだ。
4.コロナ禍での「ハロウィーン」、「家で」「デリバリー・テイクアウト」「手作り料理」等
前の質問でで希望する「ハロウィーン」の過ごし方があった人(4,139人)に、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて選んだものを調査。
「新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けていない」以外でのトップ3は、1位が「家で過ごしたい」で35.0%、2位が「デリバリーやテイクアウトを楽しみたい」で9.0%、3位が「手作りの料理を食べたい」で7.1%という結果となった。
特に「家で過ごしたい」は突出しており、コロナ禍の影響で前年に続き「ハロウィーン」での外出自粛の傾向が見られるとしている。
5.「ハロウィーン」に肯定的な理由、「経済効果」はトップ3圏外に後退
「ハロウィーン」に肯定的な人が答えたその理由は、1位が「本来の意味と違っても日本風に楽しめば良い」で37.1%、2位が「子どものためのお祭りとして良い」で34.2%、3位が「自分は仮装しないが、楽しくて良い」で28.2%であった。
昨年3位であった「経済効果がある」は4位に後退し、性年代別では、20・30代男性で「息抜き、ストレス解消になる」「たまにはめを外す機会として良い」「男女の出会いの場として良い」「積極的に仮装して参加して楽しみたい」等の回答割合が高く、世代差や男女差が大きい結果となっている。
6.「ハロウィーン」に否定的な理由、「感染拡大危惧」49.5%で前年より増加
「ハロウィーン」に否定的な人が答えたその理由は、1位が「新型コロナウイルス感染症の感染拡大につながりそう」で49.5%、2位が「自分には関係がないように思う」で42.1%と、前年から1・2位が逆転する結果に。
3位が「何かと理由をつけて騒ぐのは良くない」で36.9%。性年代別では、20・30代女性で「新型コロナウイルス感染症の感染拡大につながりそう」が高く、女性の若年層は「ハロウィーン」に参加予定と回答した人が多い一方で、新型コロナウイルスの感染拡大を懸念している人も多いようだとしている。
【調査概要】
調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2021年9月1日〜2021年9月13日
調査対象:首都圏、関西圏、東海圏に住む20〜69歳の男女(マクロミルの登録モニター)
有効回答数:10,146件
<参考>
リクルート:ホットペッパーグルメ外食総研『2021年「ハロウィーン」への参加意向・賛否の理由等を調査』