テクノロジーを起点とした社会課題の解決や、新しい表現開発を実践するDentsu Lab TokyoがQosmoと共に立ち上げたテキスタイルレーベル「UNLABELED(アンラベルド)」は、10月22日より開催する日本最大級のデザイン&アートの祭典「DESIGNART TOKYO 2021」への参加を発表した。

また、初の新作展示会「Camouflage Against the Machines」を開催し、AI監視社会において身を守るためのカモフラージュ作品を、アパレルブランド「NEXUSⅦ.」との限定コラボレーションで発表した。

「Camouflage Against the Machines」開催には、私たちがAIによる監視の中を生きているという背景があるという。

性別、年齢、趣味嗜好、人種。外見をベースにしたラベリングは、社会の安全や効率的な購買活動をもたらす一方、AIの「目」から身を守る術を私たちは持たないとしている。

カモフラージュは元来、身を隠す目的のもとに軍事用途からはじまり、ファッションとしても定着。UNLABELEDは、その概念を更新し、「AIによるラベリングから逃れるためのカモフラージュ」を開発したという。

画像に特定の柄を加えることでAIの誤認識を誘発する技術を応用し、カモフラージュ柄の生成システムはQosmoが中心となって開発したとのことだ。

「Camouflage Against the Machines」企画概要

展示会名:
「Camouflage Against the Machines」
会期:
2021年10月22日~10月27日
11:00〜20:00(最終日は18:00まで)

会場:
COMINGSOON(渋谷PARCO1階)東京都渋谷区宇田川町15番1号

入場料:無料

内容:
「AIによるラベリングから逃れるためのカモフラージュ」を開発するUNLABELEDによる、アパルブランドNEXUSⅦ.との限定コラボ新作作品展示。店舗自体を一つの作品として捉え、作品展示・販売とデモンストレーションを行う。

「Camouflage Against the Machines」

「Camouflage Against the Machines」のみどころ

「AIに人として認識されなくなるカモフラージュ柄」を用いたスケートボードやフーディ、スウェット、トートバッグなどのプロダクト作品を展示・販売。

会場内のカメラの前に立つことで「AIから人として認識されなくなる」デモンストレーションが体験できるとしている。

「UNLABELED」x「NEXUSⅦ.」限定コラボレーション作品販売概要

スケートボード
新作のカモフラージュをプリントしたスケートボードデッキ。シリアルナンバーが記載される。(限定20枚)
●サイズ:8インチ
●予定価格:36,000円(税込)

■フーディ・クルースウェット
新作のカモフラージュをプリントしたフーディ・クルースウェット。オリジナルのラベルには、AIの認識率や柄の生成に用いた技術情報などが記載されるという。

サイズ:L、XLサイズ
予定価格:
●フーディ:22,000円(税込)
●クルースウェット:20,000円(税込)

左上からスケートボード、フーディ・クルースウェット