木下グループのコーティング剤『キノシールド』、コロナ変異株(デルタ株)の不活化を確認

木下グループの傘下で、抗菌サービスを手がける木下抗菌サービスは、一般財団法人日本繊維製品品質技術センターでの抗ウイルス性試験の結果、新型コロナウイルス変異株(デルタ株)の不活化を確認したと発表した。

具体的には、キノシールド(光触媒コーティング剤)を噴霧した綿の繊維にウイルスを接種、2時間後にプラーク法でウイルス感染価を測定した結果、抗ウイルス活性値が3.0(ウイルス数が1/1000へ不活化)であることを確認したとのことだ。

■木下抗菌サービス 「キノシールド」: https://kinoshita-kokin.com/

「キノシールド」は、人体に無害の同社開発のコーティング剤を噴霧して、建物などの空間をまるごと抗ウイルス・抗菌コートするサービスで、効果はおよそ一年間。人が接触するすべての物をコーティングすることで、毎日消毒をしなくても衛生的な環境を保つことができるという。

「キノシールド」は、東京タワーや国立競技場、イオンモール幕張新都心などの大型施設をはじめ、病院や学校、電車、バス、映画館などさまざまな場所で採用されているとのことだ。

さらに、パリ・ルーヴル美術館で今年7月に開催された映画祭「Cinéma Paradiso Louvre」では、不特定多数の人が集まる会場における新型コロナウイルス感染対策として、木下抗菌サービスのスタッフが会場内の抗ウイルス・抗菌施工を実施。

キノシールド 特許取得 詳細

特許番号: 特許第6935603号
発明の名称:抗ウイルスコーティング用組成物、抗ウイルスコーティング方法及び抗ウイルス物
特許権者: 木下抗菌サービス
特許登録日:2021年8月27日

木下グループでは、木下工務店、木下不動産、木下のリフォーム、木下抗菌サービス、医療法人社団 和光会など、グループ内の事業ノウハウを結集し、「キノシールド」や「PCR検査センター」などを拡充させることで、人々の安心・安全な毎日と、一日も早い経済回復のため、新型コロナウイルスにグループ全体で取り組んでいるとのことだ。

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