スタバ、「カラーチェンジングコールドカップセットNOFILTER」売上3,095,820円をNPO法人ReBitへ寄付 子ども・若者のLGBTQ+理解促進へ

Starbucks

スターバックス コーヒー ジャパンは、2021年4月に誰もが自分らしく生きられる社会の実現を目指し、多様性を表した「カラーチェンジングコールドカップセットNOFILTER」をオンライン販売し、今回その売上の一部である3,095,820円を認定NPO法人ReBit(以下、ReBit)へ寄付したと発表した。

この寄付は、スターバックスとReBitが子ども・若者のLGBTQ+理解促進を目的として実施する「レインボー学校プロジェクト」に役立てられるという。

プロジェクトの実施2年目となった今年は、多くのユーザーの賛同により、昨年の6倍以上となる19の中学・高校・大学にて、約5,700名の若者や教育関係者へ多様性について理解を深める出張授業を提供する予定であるとのことだ。

■30人クラスに2~3名、学校のLGBTQ+の現実

LGBTQ+は日本の人口の8.9%とされている。

しかし、LGBTQ+の子どもは家庭でも学校でも適切なサポートを得づらく、約7割がいじめを経験し、性同一障害の子どもの約3割が不登校となり約6割が自殺を考えたことがあると報告されているという。

一方で、LGBTQ+について学んだことがある中学生はわずか11%であるとのことだ。

■若者たちに多様性に触れる機会を提供する「レインボー学校プロジェクト」

スターバックス コーヒー ジャパンは、すべての若者が多様な性について正しい知識を身に着け、安心して学校に通えるようになることを願って、2020年からReBitとともにレインボー学校プロジェクトを実施。

2020年は、中学校・高等学校3校で出張授業を実施。スターバックスのパートナー(従業員)を含めた複数のLGBTQ+当事者やアライ(LGBTQ+を理解し、支援する人)が登壇し、約1,500名の若者に自分の経験を語ったとのことだ。

授業実施後、生徒や教職員の態度・行動に変化が見られ、制服やヘアースタイルなどの校則見直しの動きも報告されたという。

■2021年プログラム実施概要
実施期間:2021年10月~2022年1月
対象:全国19の中学・高校・大学・教育関係者約5,700名
※新型コロナウイルス感染拡大等の影響により、実施期間や回数、対象、プロジェクトの活動内容が変更になる可能性がある。

寄付先:認定NPO法人 ReBit

LGBTQ+を含めたすべての子どもがありのままの自分で大人になれる社会の実現を目指す、認定NPO法人(代表理事 藥師実芳、2014年3月認可)。

学校・行政・企業でLGBTQ+やダイバーシティに関する授業/研修を1,300回、16万人以上に提供。多様な性についての教材作成や、LGBTの就活生ら約3,500名のキャリア支援を行っている。

スターバックスのインクルージョン&ダイバーシティ– NO FILTER –

スターバックスは、互いに心から認め合い、誰もが自分の居場所と感じられるような文化をつくることを大切にしてきたという。

“多様性”と“人間らしさ”を求めるインクルージョン&ダイバーシティのテーマは、「NO FILTER」。先入観や思い込み、偏見を持たず、人種、年齢、性別、役割や雇用形態、障がいの有無、個人の価値観などの違いを超えてすべての人を温かく迎え入れ、認め合い、そして一人ひとりが自分らしくいられることへの思いを込めている。

スターバックスはこれからもユーザーと共に、フィルターのない誰もが歓迎され心地よく過ごせる居場所づくりと、自分らしく生きられる社会を実現する活動を続けていくとしている。

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