TVerは、インターネット広告の新たな取り組みとして、TVer広告の課金形態を今までの広告表示ベースの固定単価でのCPM(Cost Per Mile)課金に加えて、完全視聴ベースのオークション形CPCV(Cost Per Complete View)課金を導入すると発表した。
同取り組みは、ベータ版として2021年10月7日よりリリースされたとのことだ。
TVer広告は、2020年10月のリリース以降、様々なキャンペーンで利用され、多くの広告主からリーチや認知力などの評価もある一方で、改善すべき課題も明確になってきたという。その1つがTVer広告の課金形態とのことだ。
TVer広告は今まで、広告が表示されたタイミングで料金が発生するCPM課金モデルを採用。しかし、本来の動画広告は広告が少し表示されるだけではメッセージは伝わりにくく、最後までしっかり視聴されてこそ大きな効果が期待できる広告形態になるという。
そこでTVer広告は、最後まで動画をしっかり見てもらいたいという広告主ニーズと課金のタイミングを一致させるべく、日本の大手動画媒体では初となる完全視聴ベースの課金形態であるCPCV課金を導入に至ったとしている。
また、CPCV課金においては、広告主からの要望の強かったオークション形式を導することで、今までの単価固定ではできなかったよりきめ細やかな運用が可能に。
同社は、今後も広告主の課題にしっかり応えられるよう、TVer広告をはじめする広告ソリューションの開発に邁進していくとのことだ。