富士通は、「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていく」というパーパスの実現を目指す新事業ブランド「Fujitsu Uvance(フジツウ ユーバンス)」を策定したと発表した。
「Fujitsu Uvance」のもと、今後、サステナブルな世界の実現に向け、社会課題の解決にフォーカスしたビジネスを強力に推進していくという。
「Fujitsu Uvance」は“あらゆる(Universal)ものをサステナブルな方向に前進(Advance)させる”という2つの言葉を重ね合わせた名称で、「多様な価値を信頼でつなぎ、変化に適応するしなやかさをもたらすことで、誰もが夢に向かって前進できるサステナブルな世界をつくる」という同社の決意を込めているとのことだ。
「Fujitsu Uvance」の対象は、同社のパーパス実現に向けて注力していく事業(以下、Key Focus Areas(重点注力分野))となるという。
Key Focus Areas(重点注力分野)は、2030年の社会を想定し、社会課題を解決するクロスインダストリーの4分野(Vertical Areas)と、それらを支える3つのテクノロジー基盤(Horizontal Areas)の合計7分野から構成される。
同社は「Fujitsu Uvance」のもと、ビジネス変革と持続可能な社会の実現の両立を目指すとのことだ。
「Fujitsu Uvance」のKey Focus Areas(重点注力分野)の取り組みは、10月12日から同社が開催するオンライン形式のグローバルフラッグシップイベント「Fujitsu ActivateNow 2021」において紹介するという。
「Fujitsu Uvance」について
世界は今、AIやデータ活用など様々なテクノロジーの進化により、ロボットは私たちの身近なものとなり、人類はその活躍の場を宇宙へと拡げるなど目覚ましい発展を遂げている。一方で、環境破壊による気候変動など、世界が抱える問題は、より深刻になっているという。
さらに、新型コロナウイルス感染症のパンデミックによって世界は分断され、人々の価値観や生活様式が大きく変わり、未来を脅かす問題は私たちの予測をはるかに超えるかたちで起きている。
そのため、同社は、2020年度に定めたパーパスをもとに、世界をより持続可能にするため、社会のあるべき姿を起点としたビジネスに取り組むという。
今回、2030年の社会を想定し、社会課題を起点に選定した7つのKey Focus Areas(重点注力分野)を、新たな事業ブランド「Fujitsu Uvance」のもとで展開。
名称の決定には、社内変革プロジェクトである「Fujitsu Transformation:フジトラ」が掲げる全員参加のコンセプトに基づき、グローバルで社員投票を実施しました。
また、「Fujitsu Uvance」の始動にあわせ、Key Focus Areas(重点注力分野)に関わる社内外の最先端のテクノロジーを自ら実践・体験する実証実験の場でもある同社の新事業所「Fujitsu Kawasaki Tower」の呼称を「Fujitsu Uvance Kawasaki Tower」とするとのことだ。
さらに同社は今回、顧客との接点となるビジュアルアイデンティティを全面的に刷新。
パーパスの「世界をより持続可能にする」という想いをインフィニティマークに込めて押し出した新たなビジュアルアイデンティティをグローバルに展開していくとしている。