JR西日本グループは、新型コロナウイルス感染症による社会変容に対応した新しいライフスタイルとして、鉄道と各種サービスを組み合わせた「鉄道のある暮らし」を提案し、これまで、「ワークプレイスネットワーク」、「都市圏居住×地方連携」、「ワーケーション」、「多拠点生活・居住」、「地方移住」に関する取り組みを展開している。

多様な働き方に応えるため「ワークプレイスネットワーク」の一環として、10月1日より山陽新幹線にて「S Work車両」の試行を始めているが、今回、北陸新幹線においても、座席での通話やWeb会議等が可能な「新幹線オフィス車両」を運用することになったと発表した。

1.「新幹線オフィス車両」の導入
「かがやき」「はくたか」の8号車を「車内でパソコン等を使って気兼ねなく仕事をしたい」というユーザー向けの車両として設定。
これに伴い、北陸新幹線においても、乗車前後を通してよりシームレスに仕事ができる環境が整備されるとのことだ。

(1)実施時期
・2021年11月22日より(土休日、年末年始などの多客期を除く)

(2)対象列車・対象号車
・北陸新幹線「かがやき」「はくたか」の全列車・全区間8号車

(3)利用方法
・利用列車の乗車に必要な乗車券類を持つユーザーが利用可能(追加料金は不要)。
・「新幹線オフィス車両」内の座席の予約はできないとし、空いている座席の利用を呼びかけ。
・座席での通話やWeb会議等で利用可能。なお、利用の際は周りの人の迷惑とならないよう協力をすること。

2.その他
・利用状況により、実施日・対象列車等、変更となる場合があるという。