日本マクドナルドは、米マクドナルド社が10月4日(月)に発表した「2050年までにネット・ゼロ・エミッション達成」に向けたグローバルコミットメントに参加し、日本においても、気候変動対策を強化すると発表した。

マクドナルドは2018年から進めている取り組みにより、2015年を基準とすると、グローバル全体で店舗やオフィスの温室効果ガスの総排出量を8.5%削減。

日本においても積極的に取り組みを実施しており、2020年度の店舗の総排出量は351,568t-CO2/年で、2019年に比べ6.8%削減したという。

具体的な活動としては、従業員が店舗の機器の点検や清掃を決められたスケジュールに従って行い、メンテナンスが誰でもできるようにカレンダー化された「プランドメンテナンスシステム」を導入することで、機械効率を維持し無駄なエネルギーを削減したり、サプライチェーンにおける配送業務等の平準化・効率化、輸送の共同化、資材輸送のモーダル輸送化などを実施しているという。

また、これまでのハッピーセット®のおもちゃのリサイクル活動に加え、先日発表したおもちゃにおけるプラスチックの大幅削減など、地球環境を守るための取り組みを引き続き行っていくとのことだ。

この2050年のネット・ゼロ・エミッションに向けての取り組みは、マクドナルドのパーパスである「おいしさと笑顔を地域の皆さまに」に沿ったものであるという。

気候変動に対処するためには、グローバル全体で取り組む必要があると考えており、今後もサプライヤー、フランチャイジー、業界、政府、NGOなどと協力して対策を推進していくとのことだ。

マクドナルドは、変化する社会やユーザーのニーズに柔軟に対応し、進化を続けていくとしている。そして、持続可能な社会の実現に向けて取り組みながら、「おいしさと笑顔を地域の皆さまに」提供していくとのことだ。