ANA、10月末をもって空港で使用する手荷物梱包用のビニール袋の提供を終了 使い捨てプラ使用量を年間で約94トン削減へ

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ANAグループは中長期環境目標において、資源類の廃棄率を2030年度までに2019年度比で70%以上削減、2050年度までにゼロにすることを目指しているという。

この環境目標の実現に向けて、2021年10月31日をもって、空港で使用する手荷物梱包用のビニール袋の提供を終了するとのことだ。これにより、空港物品における使い捨てプラスチック使用量を年間で約94トン削減するという。

なお、ベビーカーならびに車いす梱包用のビニール袋は、利用者自身の移動手段を保護するため、今後も提供を継続。また、車いすについては、リユース可能なカバーも併用するとのことだ。

2021年11月に開催される国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)を前に、日本をはじめとした世界各国に対し、これまで以上に意欲的なCO2排出量削減目標の設定が求められる中、ANAグループとしても航空機の運航などによるCO2排出量の削減に加え、廃棄後の処分時にCO2排出を伴うプラスチックについても、廃棄量の削減により一層取り組んでいくとしている。

ANAグループにおけるプラスチック削減に向けたその他の取り組み例:

ANAグループはこれからも、「ANA Future Promise」のスローガンのもと、ユーザーの理解と協力を得ながら、プラスチックをはじめとした資源類の廃棄量削減に向けた取り組みを推進し、持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。

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