ユーグレナは、ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスのゲノムデータをもとにした、「コーヒー好きな遺伝子タイプが多い都道府県ランキング」を公開した。

「コーヒー好きな遺伝子タイプ」が多い都道府県ランキング 上位に「近畿エリア」が集中 ユーグレナ調べ

ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービスの利用者の中から20,000人以上のゲノムデータを用いて、「コーヒー消費量(SNP:rs671)」という項目を解析。

「コーヒー好き」な遺伝子タイプ」が多い都道府県ランキング 上位に「近畿エリア」が集中 ユーグレナ調べ

遺伝子解析項目「コーヒー消費量(SNP:rs671)」は、コーヒーの消費量の多寡に関する項目だという。

「コーヒー消費量(SNP:rs671)」は、「1日のコーヒー消費量がより多いタイプ(遺伝子型:AA)」、「1日のコーヒー消費量が多いタイプ(遺伝子型:AG)」、「コーヒー消費量が一般的なタイプ(遺伝子型:GG)」の3つのタイプがある。

今回の調査では、この遺伝子(SNP:rs671)の型のなかで、相対的にコーヒーをより消費すると想定される遺伝子型(「1日のコーヒー消費量がより多いタイプ(遺伝子型:AA)」)に該当する人の推定割合を都道府県別に算出し、数値化したという。

「コーヒー好きな遺伝子タイプ」が多い都道府県ランキング 上位に「近畿エリア」が集中 ユーグレナ調べ

上記の解析結果より、コーヒー好きな遺伝子タイプの人の割合が相対的に高い都道府県は、1位 和歌山県、2位 三重県、3位 愛知県、4位 岐阜県、5位 京都府という結果となった。

また、上位に近畿エリアが多く、下位に北海道や東北エリアが多くなる傾向が分かったとのことだ。

一方、総務省統計局が平成28年に発表した「平成26年経済センサス‐基礎調査結果※1」によれば、人口1千人当たり喫茶店数が最も高い県は、高知県で1.56事業所、次いで岐阜県が1.43事業所、愛知県及び和歌山県が共に1.13事業所と、西日本が多い傾向という結果が出ているという。

さらに5位 大阪府(1.06事業所)、6位 兵庫県(0.97事業所)、7位 香川県(0.93事業所)、8位 京都府(0.92事業所)、9位 三重県(0.86事業所)、10位 福井県(0.83事業所)と続き、「コーヒー好きな遺伝子タイプが多い都道府県ランキング」の上位10位のうち、8府県が「平成26年経済センサス‐基礎調査結果」の10位以内にランクイン。

同社は「実際のコーヒーの消費量に関しては、好みや環境要因も影響する可能性がありますが、本調査からコーヒー好きな遺伝子タイプが多い都道府県では、人口当たりの喫茶店数が多い傾向にあると言えそうです」と述べている。

<調査概要>
調査方法:ゲノムデータの解析を元に調査    
調査対象:「ジーンクエストALL」、「ユーグレナ・マイヘルス 遺伝子解析サービス」の利用者
対象者数:ゲノムデータ:21,371人
調査時期:2020年5月
調査項目:ゲノムデータ:「コーヒー消費量(SNP:rs671)」の項目について、「1日のコーヒー消費量がより多いタイプ(遺伝子型:AA)」の推定割合を都道府県ごとに算出