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UUUMは、吉本興業と、2021年6月の業務提携開始以来、様々な協業に取り組んできた。
同社は今回、両社の協業関係を、コンテンツ制作分野および広告分野、並びにECマーケティング分野において、より強化することを目的とし、吉本興業が開局予定のBSチャンネルへの出資、並びに吉本興業のECサイト運用・保守管理受託を決定したと発表した。
1.BSチャンネルを通じたコンテンツ制作分野での協業
吉本興業は2019年に総務省から衛星基幹放送事業者の認定を受け、BSよしもとを通じて2021年度中にBSチャンネルを開局する予定であるという。
放送内容のテーマは地方創生としており、吉本興業グループで2011年から展開している、全国47都道府県に「住みます芸人」を居住させ、エリア担当社員とともに、笑いの力による地域活性化目的とした“住みますプロジェクト”を中心に日本全国から情報番組を展開する他、番組を通じて、各地の課題解決にも取り組んでいくとしている。
UUUMは、BSよしもとの初期パートナーとして出資を行い、吉本興業とBSチャンネルを通じてコンテンツ制作分野における協業を強化するとともに、コンテンツに付随する広告事業においても、UUUMの広告・マーケティング分野における豊富な実績を背景に、協業を推進していく予定とのことだ。
具体的な取り組み内容は、今後順次発表していくとしている。
2.ECサイト「FANY Mall」の運用・保守管理を開始
UUUMグループ会社のP2C Studioは、吉本興業所属タレントのグッズを販売する吉本興業運営のECサイト「FANY Mall」の運用・保守管理を受託。
同件は、レベニューシェア型としての取り組みとなり、UUUMオンラインショップ「MUUU」における多数のクリエイターグッズ販売の膨大なナレッジとデータをもとに、告知から販売まで最適化した販売計画を構築し「FANY Mall」の発展を盛り上げていくという。
3.業務提携後、吉本興業所属タレントのYouTubeチャンネルの再生回数は約1.6倍に拡大
吉本興業所属タレントのYouTubeチャンネルの再生回数は、2021年8月に単月6.2億回と過去最高の数字を達成し、2020年6月の業務提携開始時との比較で約1.6倍の規模に拡大。
チャンネル数に関しても、業務提携開始時の2倍以上となり、現在、2,000チャンネルを超えているという。
今後もYouTubeチャンネルに対するサポートの提供やUUUM所属クリエイターとのコラボレーションなどを通じて、さらなる拡大を支援していきたいと考えているとしている。
UUUMは今後も、吉本興業との協業を通じてエンターテインメントの更なる発展への貢献を目指していくとのことだ。
なおBSよしもとは、今回の開局に、吉本興業ホールディングス、UUUMのほかに、Jストリーム、トランスコスモス、ミクシィを引受先とする第三者割当増資を実施したとのことだ。