ネスレ、紙パッケージを西友48店舗で回収 文房具やアート作品として再利用へ

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ネスレ日本は、毎日新聞社と共同でプラスチックごみ削減を啓発するため、“『MOTTAINAI』クリエイティブリユースアート企画”を9月30日より開始すると発表した。

同企画では、“紙”の詰め替え容器である「ネスカフェ エコ&システムパック」をはじめとした対象のネスレ製品の紙製の空きパッケージを全国の西友48店舗で回収。

回収したものをリユースするとともに、回収した一部の空きパッケージは、クリエイティブリユースの実験室IDEA R LAB代表大月ヒロ子氏監修のアート作品に再利用される。

そして、2022年春に東京の「ネスカフェ 原宿」で、2022年秋には山口県宇部市で行うアートイベント「UBEビエンナーレ」にて一般公開される予定だという。

世界186ケ国で事業を展開する世界最大の食品飲料企業・ネスレは、2018年4月、製品の包装材料を2025年までに 100%リサイクル可能、あるいはリユース可能にするというコミットメントを発表している。

今回ネスレ日本と毎日新聞社が共同で開始する“『MOTTAINAI』クリエイティブリユースアート企画”は、「ネスカフェ エコ&システムパック」や「キットカット」といった身近な製品を通し、“普段は捨ててしまうだけ”のパッケージを回収し、さらに実用的な文房具や、意外な形のアート作品としてリユースすることで、エシカル消費について知ってもらうともに、広めるきっかけにしたいという想いから実施する試みだとしている。

ネスレ日本は、西友と協働で、ネスレ製品の空きパッケージの回収ボックスを、関東、長野、中京エリアの48店舗に設置する。

設置期間は、2021年9月30日~10月27日。

設置店舗:関東33店舗 (浦安、LIVINよこすか、赤羽、大森、福生、三軒茶屋、清瀬、練馬、鳩ヶ谷、東松山、小手指、常盤平、町田、久米川、平塚、巣鴨、吉祥寺、ザ・モールみずほ16、調布、リヴィン光が丘、二俣川、東陽町、大船、新北習志野、成増、本八幡、都賀、武蔵新城、北綾瀬、与野、錦糸町、永山、東大宮)
長野9店舗 (岩村田相生、上田東、塩尻西、長野北、駒ヶ根、伊那竜東、戸倉、大町、南長野)
中京6店舗 (瀬戸、熱田三番町、多治見、鳴海、浜松有玉南、浜北)

回収対象製品:「ネスカフェ エコ&システムパック」各種、「キットカット ミニ」紙パッケージ製品各種

なお、11月中旬より、クリエイティブリユースを分かりやすく体験できるきっかけとして、「ネスカフェ エコ&システムパック」や身の回りにある材料を使った、大月ヒロ子氏による家庭でもできるアート作品の製作動画を、「ネスカフェ」のブランドサイトおよび毎日新聞社のサイトで公開するとのことだ。

 IDEA R LAB代表大月ヒロ子氏は「家庭や企業から出る廃材を、廃棄せず、分類・整理し、よく観察し、人の創造力を使って、これまで見たこともない素敵なものに生まれ変わらせる活動に、クリエイティブリユースという取り組みがあります。手と頭の両方を存分に使って、工夫しながらものを作る楽しさは、人の生きる喜びにつながります。」とコメントしている。

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