Netflix、業界のアイコン ロアルド・ダール・ストーリー・カンパニー買収 「チャーリーとチョコレート工場」の世界をベースとしたシリーズへ取り組み

ロアルド・ダール・ストーリー・カンパニー(RDSC)とNetflixは、世界中で愛され続ける物語の数々を、新しい独創的な手法で、現在のファンへ、そして未来のファンへ届けるために手を結ぶことを発表した。

この買収は、3年前に結ばれた複数のTVアニメシリーズ制作のパートナーシップに基づき、成立するものであるという。

具体的には、現在、アカデミー賞受賞のタイカ・ワイティティと、アカデミー賞ノミネートのフィル・ジョンストンが、「チャーリーとチョコレート工場」の世界をベースとしたシリーズに取り組んでいる。

また、ソニーとワーキング・タイトルと協力して、ミュージカル「マチルダ」の映像化も進行中。

これらのプロジェクトから、私たちはこれから先、まだまだ多くの可能性が広がっていることに気づかされたという。アニメや実写映画、TV、出版、ゲーム、没入体験型プログラム、劇場イベント、関連グッズなどを通して、独自の世界を創造することができるという。

ロアルド・ダールの著書は、これまでに63か国語に翻訳され、全世界での売り上げは3億部を超えているという。

「マチルダはちいさな大天才」のマチルダ、「オ・ヤサシ巨人BFG」のBFG、「父さんギツネバンザイ」の父さんギツネ、「チョコレート工場の秘密」のウィリー・ウォンカ、「いじわる夫婦が消えちゃった!」のツィット夫妻など、子供から大人まで幅広い世代を楽しませてきたキャラクターとその物語。

そこに込められた若者のパワーと可能性というメッセージは、今こそ心に響くに違いないという。

不朽の名作の数々を、より多くの視聴者に新しいフォーマットで届けるべく、独自のスピリットと、驚きと優しさという普遍のテーマは維持しつつ、新鮮な魅力も織り交ぜて映像化することに取り組むという。

同社は素晴らしい物語のために、これまで尽力してこられた多くの人々に深く感謝しているという。

そしてこれから、RDSCと既存の権利保有者、出版社、劇場、エンターテインメントパートナー、その他の関係者と、世界中で愛され続ける物語という優れた遺産を守り、成長させていくことを思うと胸が高鳴るとしている。

映画「ジャイアント・ピーチ」には、テントウムシが「私たちはこれからとってもすてきなところに行って、素晴らしいものをたくさん見るのよ!」と言い、ムカデが「何を見るかなんて、わかりようがないさ!」と答えるシーンがあるという。

NetflixとRDSCは、物語を伝えること、世界中にファンを増やしていくことへの深い愛情を共有しているとし、共に、愛され続ける物語の新しい章を書き、世界中の子供から大人までこの先何世代もの人々を楽しませるという、とてつもない機会を得たとのことだ。

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