横浜市戸塚区にある「こまちカフェ」を運営する認定NPO法人こまちぷらすが「透明マスク」の販売を開始したと発表した。
聴覚障害がある方とマスクを装着したままコミュニケーションがとれるようにしたいという願いのもと、こまちカフェにて委託販売をしているハンドメイド作家に制作を依頼し、商品化したとのことだ。
<「透明マスク」製作の背景>
聴覚障害がある人は相手の口の動きを読んでコミュニケーションを図るため、マスクによってコミュニケーションがとりにくくなるという。
こまちぷらすには、聴覚障害があるスタッフが在籍しており、朝礼や業務連絡をする際にマスクを装着したままコミュニケーションを図れるようにしたいという願いがあったとのことだ。加えて、同じ空間での雑談も共に楽しめたらというスタッフの想いがあったという。
また、こまちカフェには聴覚障害がある利用客も来店することがあり、そこで、マスクを装着したままでも円滑にコミュニケーションが図れるように「透明マスク」の開発をすることにしたとしている。
開発したのは、こまちカフェで手づくりの雑貨を製作しているハンドメイド作家。2021年7月にスタッフから製作を呼びかけたところ、わずか2週間後には試作品が届けられたとしている。
その後、実際にスタッフが着用して、透明部分の曇り具合や装着時の不快感の有無等の使い心地を確認し、改良を繰り返し、使いやすさはもちろん、装着することが楽しくなるような柄の縁取りの透明マスクが少しずつ揃ってくると、透明マスクの購入を希望する人が続出。
透明マスクを必要としている人が多いことを改めて感じ、本格的に販売を行うことにしたとしている。
<購入方法>
こまちカフェおよびこまちカフェオンラインショップより購入可能
・Mサイズ
https://comachiplus.stores.jp/items/611b64c82023972ff8a86143
・Lサイズ
https://comachiplus.stores.jp/items/6135c3e4a102756027b67c5d