一般社団法人RCF、オイシックス・ラ・大地、ココネットが連携して運営する「WeSupport」は、2021年内を目途に、ひとり親世帯を中心とした子どものいる貧困家庭に向けた食支援のプロジェクト「WeSupport Family」を開始すると発表した。
活動開始に向け、食品や資金の寄付に協力可能な企業、団体の募集を9月13日(月)より開始する。
「WeSupport」は、新型コロナウイルス患者の治療にあたる医療従事者に向け、食支援を行うため、2020年4月に設立。
食品協賛をするサポート企業は126社となり、延べ支援人数は約70万人、支援金額では7億円以上(2021年9月10日時点)となり、国内有数の食支援プラットフォームへと成長したという。
今後、この医療従事者向けの支援の名称を「WeSupport Medical」とし、現在も支援を継続される。
そして、今回、このプラットフォームを活用し、ひとり人親世帯を中心とした子どものいる貧困家庭に向けた食支援を開始。
日本では、子どもの貧困率は13.5%、子どもの約7人に1人が貧困状態にあるとされており、コロナ禍によりさらに経済的に苦しい家庭が増えているといわれているという。
「WeSupport Family」では、ひとり親を中心とした、子どものいる貧困世帯に向けた、子どもの栄養を考慮した食生活の支援を実施。
まずは「届ける支援」から活動を開始し、「買う支援」についても協力企業等を募り、検討していくとのことだ。
・届ける支援(食品の物品支援)
ー食生活支援を行う団体などに向け、WeSupport Familyがサポート企業から協賛された食品を寄付(常温品が中心)
・買う支援(小売店などと連携した割引等の支援)
ー届ける支援では届けにくい生鮮食品を中心に、協力可能なスーパーマーケットやECサイトを通じて、利用者が割引で購入できる仕組みづくりを支援