出前館は、9月13日開催の同社取締役会において、新株式の発行及び自己株式の処分並びに第三者割当による新株式発行を通じて、総額約800億円の資金調達を行うことを決議したことを発表した。

出前館、新株発行で最大800億円を調達へ 第三者割当はZHDとNAVER 650億円はマーケティング費用に

なお、第三者割当による新株式発行はZホールディングス及び NAVER Corporationが割当先。

今後想定される国内フードデリバリー業界における合従連衡をリードする立場になるべく、更なる市場シェア拡大策及び成長投資の実行が不可欠であるとの判断に至り、今回の決定に至ったとのことだ。

今回の調達資金の使途としては、以下の通り。

同海外募集及び並行第三者割当に係る手取概算額合計約 800 億円について、2024年2月末までに650億円を運転資金(マーケティング費用)に、2024年2月末までに100億円を設備資金(システム強化/開発資金)に、2024年2月末までに50億円を運転資金(配達員増強資金)に充当する予定としている。

同社は、「今回の資金調達は、資金使途への充当による事業活動を通じて当社の業績及び企業価値の向上に寄与し、当社の中長期の成長に資するものと考えております」と述べている。