PR TIMESは、記者発表会などイベントのライブ配信サービス「PR TIMES LIVE」において、実写映像と画像・CG背景をリアルタイムで合成するバーチャル配信プランを提供開始したと発表した。
また、同社の専任PRパートナーが企画提案からメディア招致、当日運営、実施後の効果検証までを包括支援する「イベントプラン」も提供開始し、「PR TIMES LIVE」と掛け合わせることで最適なオンラインイベントを一気通貫で提案するという。
プラン新設の背景
コロナ禍において、企業の情報発表の場である記者発表会やセミナーなどのイベントも、オンラインでの開催が定番化しつつある。取材メディアをはじめとする参加者は実際に会場を訪れる必要がないため、時間や場所を選ばず手軽に視聴できるようになったという。
また、主催者側にとっても、これまでとは違う層へのリーチが期待できるほか、大規模な会場を用意しなくても開催できるといったメリットがある。
一方で、従来の対面でのイベントとは異なり、参加者が実際に会場の演出や体験を楽しんだり、ギフトアイテムにより満足度や企業理解を深めることなどが難しくなっている。
そのため主催企業としては、イベント自体の参加価値を高めることが困難で、思うような成果が得られないという大きな課題があるという。
メディアや生活者に発表会を楽しんでもらうためには、より一層のクオリティ、付加価値の創出が求められていると言えるとのことだ。
そこで、PR TIMESが提供するライブ配信サービス「PR TIMES LIVE」では、オンラインイベントを主催者と参加者双方に価値のある場とするべく、デジタル合成技術を活用したバーチャル配信プランを新たに提供開始。
〈実施例〉
PR TIMES主催「どう変わった?最新!メディアリレーションズ事情」
2021年8月、PR TIMES主催の広報向けオンラインイベントを開催。ゲストにForbes JAPAN Web編集長 谷本有香氏とCNET Japan 編集長 藤井涼氏を迎え、メディア視点でのメディアリレーションズの変化と課題について共に考えるトークセッションを実施した。
視聴者とゲストが開放的な気分で参加するため、また世界中が東京に注目しているという時節柄も加味し、東京の街並みを一望できるバーチャル空間を用意。
発表会の省力化・価値向上を実現「バーチャル配信プラン」
バーチャル配信にあたっては、同社の所有するグリーンスクリーンと合成配信機材を持ち込んで実施するという。自社オフィスの会議室などに簡単に仮想空間を作り上げることができるため、会場設営の省力化・省スペース化を実現。
定番の企業ロゴの入った市松模様のバックパネルや資料投影用のモニター・スクリーンなども、実物を用意しなくても画面上に合成して再現することが可能であるとしている。
【バーチャルスタジオの背景はさまざまなパターンから選択可能】
▼ロゴデータから市松模様のバックパネルに
▼好きな画像からバーチャルセットに
▼30種類以上の3DCGセットからも選択可能
料金 :90万円(税抜き)
内訳 :基本パッケージ料金80万円+バーチャル配信オプション10万円
※同時に登壇する人数に応じて必要となるカメラ台数や会場規模によって料金が変動する。
PR TIMES LIVEについて
2017年よりサービス展開している「PR TIMES LIVE」は、記者発表会などのイベントの模様をライブ配信し、メディアや生活者にリアルタイムで届けるサービス。
会場に足を運べない記者もオンライン環境で取材することが可能で、生活者にも直接情報を伝えることができるという。また、イベントの重要なポイントを1分程度の動画にまとめ、同社の動画PRサイト「PR TIMES TV」上で公開。
さらに、撮影した映像素材とスチール写真、文字起こしテキストをアーカイブ提供し、メディアユーザーは自由にダウンロードしてニュース素材として活用可能であるとしている。
基本パッケージ料金 :80万円(税抜き)~
● PR TIMES LIVE
<活動内容>
・プレスイベントのメディア限定公開型ライブ配信 ※YouTubeの限定公開機能を使用
・ダイジェスト動画の制作、公開(公開可能な場合のみ。5万回再生保証)
・報道用素材制作:スチール素材
・報道用素材制作:未編集映像
・報道用素材制作:文字起こし
・上記制作素材の二次利用
<料金プラン>(全て税抜き)
80万円
バーチャル配信オプション10万円 ※カメラ台数や会場規模により変動
イベントを通じたPR活動を一気通貫で支援「イベントプラン」も提供開始
「クライアントとメディアの良き伴走者になる」ことをテーマに2021年8月より本格始動したPRパートナー事業では、発表会の企画提案から効果検証までPRイベントを包括支援する「イベントプラン」を提供開始し、「PR TIMES LIVE」と連動するという。
同事業では、「PR TIMES」に登録している2万名以上のメディア記者とのリレーションズや同社が保有する100万件を超えるプレスリリースなどのビッグデータ分析に基づいた提案が可能となる。
イベントプランとバーチャル配信プランを掛け合わせて企画段階から携わることで、メディアの声や業界の動きを反映した最適なオンライン発表会を提案するとのことだ。
● イベントプラン
<活動内容>
・イベント企画プロデュース
・PR企画立案
・PRスケジュール策定
・PR切り口策定
・コンタクトメディア策定
・運営マニュアル
・進行台本作成
・掲載切り口を含むメディアへの提案
・案内状
・プレスリリース原稿作成 ※必要に応じてプレスキット発送
・イベント当日運営サポート
・メディアからのフィードバックを含む活動報告書
<料金プラン>(全て税抜き)
120万円~
※会場・装飾・キャスティング費等は別途見積