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プロの現場による実践スクール事業を行い「世界で一番、社会に近いスクールを創る」をビジョンとするバンタンは、将来やりたいことやなりたい進路がある高校生1,000人と、社会で活躍中の30代1,000人を対象に、将来の進路についてや新型コロナウイルスの影響による就きたい職業への志望度の変化について調査を実施。その結果を発表した。
■高校生と30代の男女2,000名に聞いた「職業アンケート」
高校生男女1,000名の調査では、47%が親などから就きたい職業を否定された経験があることが分かった。
高校生の90%以上が自分の好きなことや得意なことを仕事にしたいと思っている一方、親などから「安定した仕事に就いて欲しい」、「希望の仕事に就けないのではないか。」と言われるという回答が挙がったとのことだ。
また、30代男女1,000名の調査では、約半数が高校生時代、進路に関して否定的なことを言われても自分のやりたいことを仕事にしていると回答。
今回のアンケート結果からは、将来について周りから否定をされたとしても、自分の好きなことや得意なことを仕事にすることでキャリアの満足感を得ることができるということが分かったとしている。
■調査結果
1.高校生の90%以上が将来「自分の好きなことや得意なことを仕事にしたい」と思っている
調査の結果、好きなことや得意なことを仕事にしたい高校生は「とても思う」が57.9%、「まあまあ思う」が32.5%と、全体で9割以上がそう思っていると回答。
2.47%が就きたい職業について親や友人から「否定的なことを言われたことがある」
就きたい職業について、親や学校の先生、友人などから否定的なことを言われた経験がある高校生は47%と、約2人に1人が該当していることがわかった。
3.周りから言われた否定的な言葉の第1位は「安定した仕事に就いて欲しい」、次いで「希望の仕事に就けないのではないか」
親などから否定的なことを言われた経験のある高校生によると、「安定した職業に就いてほしい(41.9%)」、「(就きたい職業に)就けないのではないか(29.4%)」、「大学に行ってほしい(22.4%)」といった将来を心配しての言葉を言われているという。
言われたタイミングは「将来の夢(就きたい職業)を打ち明けたとき(42.6%)」がもっとも多く、「進路面談のとき(32.7%)」、「成績やテストが返って着たとき(25.5%)」といった回答も見られた。
4.否定されても69.4%は「就きたい職業は変えない」。進路を変更したうちの43.7%は「後悔すると思う」と回答
親などから否定的なことを言われても約7割の高校生は就きたい職業を変えておらず、就きたい職業と異なる進路に進んだ高校生は1割以下に留まっている。
否定的なことを言われたことで就きたい職業を変えた高校生は「後悔すると思う(15.2%)」、「たぶん後悔すると思う(27.8%)」と感じていると回答。
5.Beforeコロナ、Afterコロナで「就きたい職業は変らない」は90.6%
新型コロナウイルス感染拡大による生活変容を受けても、就きたい職業への志望度は「変わらない(61.9%)」、「志望する気持ちがやや高まった(17.3%)」、「志望する気持ちが高まった(11.4%)」を合わせると90.6%に。
理由として最も多かったのは「自分の意思が強かったから(41.9%)」で、高校生の10人に9人は力強い意思を持っていることが分かるとのことだ。
6.30代の約半数が高校生時代、進路に関して否定的なことを言われても「自分のやりたいことを仕事にしている」
「高校時代、進路に否定的なことを言われた人のうちの23.4%が「(高校生時代にやりたかったことや、なりたいこと)そのままの進路に進んだ。」、26.5%が「(高校生時代にやりたかったことや、なりたいことと)ほぼ同じ進路に進んだ」と自分の夢を諦めず、仕事にしているという回答を得たという。
7.30代のキャリア満足度は自分の好きなことや得意なことを仕事にしているかがポイント
30代が自分のキャリアに満足している理由1位は「自分の好きなことや得意なことを仕事にしたから(41.3%)」。
対照的に、自分のキャリアに後悔している理由は「自分の好きなことや得意なことではないから(41.1%)」が1位となり、高校時代に「就きたい仕事につけたか」が将来の満足度を左右するとも言える。
【調査概要】
■高校生への調査
・調査対象:全国の高校2、3年生の男女1,000名
・調査時期:2021年5月21日~5月25日
・調査方法:インターネットリサーチ
■30代への調査
・調査対象:全国の30代の男女1,000名
・調査時期:2021年6月17日~6月21日
・調査方法:インターネットリサーチ