Buzzreachは、7月からスタートした日本国内製薬企業による新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチンの開発を応援するための「新型コロナウイルス国内製薬企業ワクチン応援バンク」において、新規応募者数が2,500名を突破したことを発表した。
Buzzreachの取り組みに対して短期間で2,500名以上の人々が応募した背景として、日本国民からの国内製薬企業への早期ワクチン開発への期待が伺えるという。
あるアンケート調査では、7割近くの人が日本製のワクチンを希望するという調査結果も出ていることから、国内製薬企業のワクチン開発に日本国民の希望が委ねられていると言っても過言ではないとしている。
一方で政府主導および職域でのワクチン接種も進んできているため、国内製薬企業がこれから国内承認を得るための環境はワクチン未接種者の協力が必要であることから、非常に困難な状況下にあるという。
Buzzreachでは、現在も国内製薬企業の新型コロナウイルス開発を応援するため、治験への参加応募を受け付けているとのことだ。
Buzzreachが支援を行う「新型コロナウイルス国内製薬企業ワクチン応援バンク」は、国内製薬企業によるワクチン開発の治験実施を請け負う治験実施医療機関とBuzzreachが連携することで、国内製薬企業の開発するワクチン接種を望まれる皆様に治験情報を公開し、事前登録が可能だという。
これにより、実際に各治験が開始される段階に入った際に、迅速に対象者(治験の被験者)の集積が進められ、結果としてワクチン承認までのプロセスを迅速に行っていくことができるとのことだ。
【治験参加の応募概要】
事前受付公開期間
2021年6月30日〜
事前申し込み対象:日本国籍の成人
(治験参加には各種条件があり、申し込みを行っても、参加できない場合もある)
今後の事前受付公開予定の治験実施医療機関エリア:
東京・神奈川・大阪・京都・名古屋・福岡・仙台・札幌
※全てのエリアでの募集が必ず行われるかは未確定
参加予定時期:
2021年10月以降随時
現時点での応募者内訳
登録総数:2,591名
非感染者(検査未実施):1,980名、非感染者(検査済):520名
既感染者(検査実施):48名、感染疑い(検査未実施):43名
※治験では非感染者、既感染者ともに参加対象となる予定