塩野義製薬は、AVITAとの間において、資本業務提携契約を締結したと発表した。

ヘルスケアニーズの多様化が進む中で、医療・福祉の分野においても、データとデジタル技術を活用した業務の効率化が進められているという。

同資本業務提携によって、AVITAと塩野義製薬は両社の強みを活かし、医療・福祉分野でのロボットやCGアバターを活用した対話サービスや未病段階からの各種健康相談など、新たなヘルスケアソリューションの開発・提供を通じてヘルスケア領域の課題解決に取り組む。

塩野義製薬は、中期経営計画「Shionogi Transformation Strategy 2030(STS2030)」において、従来の医療用医薬品を中心に提供する「創薬型製薬企業」から、ヘルスケアサービスを提供する「HaaS企業」への変革を掲げている。

同社は、これまで培った創薬型製薬企業としての強みを磨きつつ、外部パートナーとの連携を含めた取り組みを強化し、社会に対して新たな価値を提供し続けていくことで、患者や社会の抱える困り事の解決に取り組んでいくとしている。