ファミマ、保有するPPIH社の株式を一部売却 PPIH社が自己株式を取得

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ファミリーマートは、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(以下、PPIH社)が本日公表した「自己株式の取得及び自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けに関するお知らせ」に記載の通り、PPIH社が予定している自己株式の買付けに応募することを決定したと発表した。

これにより、ファミリーマートが保有するPPIH社の株式を、一定の持分を残して売却。また、それに併せ、PPIH社が自己株式の取得を行うという。具体的な自己株式取得の方法は、自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)によるものであるとしている。

経緯・詳細は以下となる。

1.同件の経緯

同社は2017年8月24日に公表した「ユニー・ファミリーマートホールディングスとドンキホーテホールディングスとの資本・業務提携に関する基本合意書の締結について」に記載の内容に沿って、PPIH社と業務提携を進めてきたという。

また、2019年8月16日公表の「パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(証券コード:7532)の株式の追加取得に係る方針に関するお知らせ」において、PPIH社との提携関係を更に強化していくため、既に保有しているPPIH社株式7,724,721株に加えて、2019年8月19日~2021年8月18日の期間に8,099,000株~16,010,800株(総株主の議決権に対する割合:5.12%~10.12%)のPPIH社株式を追加取得する方針を開示。

これらのことから、同社は現在PPIH社株式69,438,284株(同株式分割後の株式数、発行済株式総数に対する割合:10.95%)を保有する主要株主となっているとのことだ。

発行済株式総数は、2021年6月30日時点634,239,440株。

今回、追加取得予定期間満了に伴い、PPIH社と同社の間で、提携関係の進捗状況やこれまでの取組みの成果について検証を行い、今後の提携関係の在り方についても改めて協議。

その結果、今後も提携関係は一層強化を続ける一方で、そのための基盤となる両社間の信頼関係は既に構築されていること等を踏まえ、同社が保有するPPIH社株式については、一定の持分を残して売却することにつき、両社間で合意したという。

当該持分売却への対応方法として、PPIH社で検討の結果、自己株式の取得を行うことが最適な方法である旨の連絡を受け、今回PPIH社が予定している自己株式の買付けに応募することを決定したとのことだ。

2.同件取引の内容

同社が保有するPPIH社株式の内、38,054,300株について、PPIH社が実施する自己株式立会外買付取引(ToSTNet-3)による自己株式の買付けに応募する予定であるとしている。

3.今後の提携関係

ファミリーマートは、引き続きPPIH社との良好な提携関係を継続していくとのことだ。

4.同件実行による業績への影響

同社連結業績に与える影響は軽微であるという。

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