Amazonは、9月の小児がん啓発月間に合わせ、小児がんの子どもたちと家族が直面する様々な問題に光を当てるための活動である「Amazon Goes Gold」を実施することを発表した。
「Amazon Goes Gold」は毎年、北米、日本、スペイン、ドイツ、英国、フランス、ポーランド、チェコ共和国、オーストラリアなど、世界中のAmazon従業員が一斉に力を合わせて、取り組んでいるボランティア活動だという。
今年が4回目となる日本では、全国のフルフィルメントセンター(FC)などの従業員がCOVID-19対策のための衛生管理を徹底したうえで、ボランティアイベントを通じて、小児がんと闘う子どもたちと家族への理解と関心を社会に呼びかけて啓発していくとのことだ。
小児がんは、病気による子どもの死因第1位であるにも関わらず、本人と家族は治療中、そして治療後も社会の理解不足でもたらされる様々な問題に直面しているという。
その実情を学ぶために、Amazonの従業員は、社内向けのプログラムとして、小児がんを克服したパラリンピック強化育成選手(卓球)の舟山真弘さんを招き、オンライン交流会を開催するとしている。
また社内だけではなく、FC近隣向けのコミュニティ活動として、9月16日には、佐賀県武雄市において、小児がんの専門医を講師に迎え、同市の中学生に向けたオンライン講演会を実施。
また、9月14日、15日の2日間には、世界中のFCの従業員が、長期療養のため、パジャマ姿で過ごすことが多い子どもたちの回復を祈り、支援を誓うため、自身のパジャマ姿の写真をAbout Amazonなどのオウンドメディアに投稿するという。
それらの写真と応援メッセージはフォトブックとして製本し、FC近隣の病院に寄贈する計画とのことだ。
さらに、9月下旬には、病院で闘病中の子どもたちへの特別企画として、宇宙開発事業団(JAXA)の「はやぶさ2号プロジェクト」がバーチャル宇宙体験ツアーを実施するほか、国内外の小児がんの専門家が一堂に会して、小児がんの治癒率向上についての研究成果を発表する「WHO Global Initiative for Childhood Cancer (WHO GICC) in Tokyo 2021」を後援するとのことだ。