テレワークの仕事場は2人に1人が「リビングルーム」 寝室やトイレという声も LASSIC「テレリモ総研」調べ

テレワーク 仕事場所

LASSIC(ラシック)が運営する、「場所に依存しない働き方」を推進・支援する情報を発信するWEBメディア「テレワーク・リモートワーク総合研究所(テレリモ総研)」は、テレワークにおける「仕事場」に関するアンケート調査を全国20歳〜65歳の男女を対象に実施し、結果を発表した。

テレワーク中の仕事場アンケート

主な調査結果は以下となる。

●「リビングルーム」49.58%
最も回答が多かったのは「リビングルーム」で、全体の約半数、2人に1人の割合で圧倒的多数派となった。テレワーク専用の部屋を用意するのが難しい場合、最有力となるのがこのスペースだとしている。

また、他の部屋と比べてスペースが広い場合が多く、リビングルーム内にテレワーク用の作業スペースを確保しているという声もあるという。

●「個室の書斎」27.39%
リビングルームに次いで2番目に多かったのが「個室の書斎」であった。約4人に1人が自宅に専用の仕事部屋を備えているという結果に。

書斎であれば仕事用のデスクや高性能なデスクトップパソコンなど作業環境を快適にする設備を整えやすく、プライベート空間とのメリハリも付けやすいため理想の環境と言えるとのことだ。

●「ダイニングルーム」16.71%
3位は「ダイニングルーム」という結果となった。普段、食事をするダイニングルームにはテーブルと椅子が常設されており、PCさえあればすぐにテレワークを始めることができるためテレワークしやすい場所と言えるのではないかとしている。

●「寝室」16.34%
「寝室」がダイニングルームと僅差で4位に。テレワークのメリットとして通勤などの移動時間が無くなることが挙げられるが、起きてすぐに仕事ができる寝室は移動時間をもっとも削減できる作業場所と言えるかもしれないとのことだ。

テレワーカーの仕事場について傾向が明らかになった今回の調査で、少数派の意見のなかには和室や子供部屋のほか、トイレで仕事をしているという回答も見られた。

また、現在はコロナ禍のため非常に少数派となったものの、喫茶店やカフェ、コワーキングスペースなどは今後ワクチン接種の進行とともに割合が増えていくことが予想されるとのことだ。

新型コロナの影響によってテレワークが急速に浸透した経緯もあり、現状はテレワーク=在宅勤務という人が大半で、自宅事情により専用の仕事部屋の用意が難しいケースもあり、テレワーク環境の整備具合には個人差がありそうだとしている。

しかし、先述のカフェやコワーキングスペースをはじめ、昨今注目されているワーケーションなど、アフターコロナのテレワークにおいては自宅以外の仕事場の選択肢がますます多様化していくことが期待できるとのことだ。

【調査概要】
調査期間:2020年9月1日~2020年9月4日
調査対象:全国20歳〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女1077名
調査方法:インターネット調査

<参考>
株式会社LASSIC【テレワークにおける『仕事場』に関するアンケート】2人に1人がリビングルームで仕事をしていることが明らかに!なかには寝室やトイレという声も。

モバイルバージョンを終了