ヤフーと三陸鉄道は、日本最大級のインターネット募金サービス「Yahoo!ネット募金」にて、新型コロナウイルスの感染拡大により乗客が大幅に減少した、三陸鉄道の安定的な運行の継続と支援を目的とした募金窓口を開設したと発表した。

三陸鉄道は、東日本大震災津波により甚大な被害を受け、さらに令和元年台風19号で再び大きな被害を受けたが、2020年3月20日に全線復旧した。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により、観光客を中心に乗客が大幅に減少し、2020年度の運賃収入は前年度と比べて半減するなど、2021年度も厳しい状況が続いているとのことだ。

三陸鉄道の1日の運行本数は決して多くなく、1本でも減便すれば、通勤、通学、通院などで利用する乗客への影響が大きいため、運賃収入が大幅に減少してからも減便せず運行しているという。

こうした背景から「Yahoo!ネット募金」は、三陸鉄道とともに募金窓口を開設し、集まった寄付金を安定的な運行の継続と、コロナ収束後を見据えた旅行商品の企画造成に活用するという。

なお、詳細は今後、募金ページやTwitterなどSNSを通じて発表するとのことだ。

今後も、「Yahoo!ネット募金」は、さまざまな団体や企業と連携しながら、環境問題や被災地支援の復興などさまざまな社会課題などに対して継続的に支援していくとしている。