東京都は、東京都・調布市グリーンホールワクチン接種会場において、準備作業過程における誤りにより、ワクチン1バイアル(6回接種分)を廃棄する事例が発生したことを発表した。

ワクチン入手の状況を鑑み、今後このような事態が起こらないよう、再発防止に努めるとしている。

発生日時は、8月24日の午後3時40分から午後3時45分までの間。

事故発生原因については、ワクチンは、バイアルに生理食塩水を注入して希釈し、そこから1バイアル当たり6回分を注射器に取り分けるが、1バイアル分のワクチンについて、希釈手順を間違えたことにより、生理食塩水の注入が過少となってしまい、その結果、濃度の適正さが担保されず、使用不能な状態になり、廃棄したとしている。

再発防止策として、ワクチンの希釈手順を再度確認し、慎重に作業を行うとのことだ。

なお、接種に使用した事実はないとしている。