繊維専門商社のモリリンは、SDGsな未来志向のデニム「AQUARAIZ(アクアライズ)」を開発し、8月24日に応援購⼊サービス 「Makuake(マクアケ)」にて公開したことを発表した。
モリリンは、糸の原料である棉の売買などを祖業とし、約360年「豊かな暮らしの創造のため」独自の素材開発に力を入れてきたという。
アパレル業界が抱える環境問題への課題を素材開発の力によって解決できることはないかと考え、オーストリアに本社を置くレンチング社、デニムの歴史と共に歩んできたクラボウ、他国内工場とチームアップし「AQUARAIZ(アクアライズ)」を開発したとのことだ。
アクアライズは、セルロースファイバーメーカーではいち早く「Science Based Targets」にコミットしたレンチング社の「Indigo Colorテクノロジー」によるテンセル™モダール繊維を採用し、縦糸に用いデニムを作り上げたとしている。
テンセル™モダール繊維の原料は、主にオーストリア及び近隣諸国のサステナブルな森林から調達したブナの原料材木を使用して製造されているという。
Indigo Colorテクノロジーによるテンセル™モダール繊維は、特殊なインディゴ原料をモダール紡糸時に練りこんだテンセル™モダール繊維で、この原料を用いることで、従来のデニム製品に用いられる染色工程 (ロープ染色) を省くことができ、環境負荷を大幅に削減するとのことだ。
アクアライズデニムは、色移りのしづらいデニムとなっているため、色移りを心配するストレスや洗濯の二度手間もないとしている。
繰り返しの洗濯でも色落ちはほとんど無く、濃紺インディゴの色目をキープ。環境だけでなく、見た目の印象もクリーンが続くとのことだ。