トラベルズー、グランピングの実態を調査 認知度は80%以上も経験者は15%未満、そのギャップの原因とは

グランピング 調査

トラベルズー・ジャパンは、旅行好きを中心とした日本国内のメンバー(トラベルズー会員)を対象に、「グランピング」に関するアンケート調査を実施し、結果を発表した。

まず、「グランピング」という言葉の認知度を調査した結果、81.6%の人が「知っている」と回答し、「知らない」と回答した人は18.4%に留まった。

なお、楽天インサイト社が2019年に行った「キャンプに関する調査」では、グランピングという言葉を「知っている」と回答したのは45.5%(回答数1,000)であったという。

調査から2年が経ち、新型コロナウイルスの感染拡大の一方で、オープンエアのもと三密を回避しながら手軽にアウトドア感を味わえる新たな旅のスタイルとして、グランピングの認知度が急速に高まっていると考えられるとしている。

グランピング認知度

認知度を尋ねたのち、グランピングを「グラマラス(glamorous、魅惑的な)」と「キャンピング(camping)」を掛け合わせた造語で、「豪華な設備や食事が準備されており、手ぶらで参加できる新しいキャンプのスタイル」と定義したうえで、グランピングの経験の有無を尋ねた。

すると、回答者の8割がグランピングを「知っている」と回答した一方で、経験者は14.4%に留まり、未経験が85.6%という結果になったとのことだ。

言葉は聞いたことがあるものの、実際に体験したことがある人は一部に留まることが判明したと言える結果に。

グランピングの経験の有無

グランピング経験が「ある」と回答した人を対象に、グランピングの目的を質問したところ、回答最多は「グランピング自体への興味」で70.1%という結果となった。

2位以下は「自然や非日常を楽しみたい」という回答が51.9%、「手ぶらで楽しめる」42.9%がランクインし、グランピングの特長である「非日常感」や準備の手間なくアウトドアが楽しめる点が支持されたとのことだ。

なお、上位には入らなかったものの、「三密回避等のコロナ対策」は18.2%の割合に。「三密回避」がグランピングのメリットとして取り上げられることは多いものの、それだけでは実際にグランピングを体験するには不十分で、新しい旅のスタイルへの興味や気楽さが重要であることが分かったとしている。

グランピングの目的

メリットは「非日常感」と「手軽さ」、デメリットは宿泊費と「理想の施設」

グランピングのメリットについて聞くと、1位は「自然や非日常感を楽しめる」という回答で71.9%。「少ない荷物で楽しめる手軽さ」は62.4%で2位に入り、アウトドア感満載の「満天の星が楽しめる」との回答は53.0%で3位にランクイン。

続く4位は「風呂やシャワーがあり快適」で49.6%、5位は「知識や経験が少ない初心者でも気軽に楽しめる」が48.9%と、上位5項目にはグランピングの最大の特徴であるリゾートホテル並みの「豪華さ」と手ぶらで参加できる「キャンプらしさ」を表す項目並ぶ結果となった。

一方、グランピングのデメリットは1位「宿泊費が高い」で53.9%となり、2位「グランピング施設が少ない」39.3%、3位「人気施設は予約が取れない」39.0%という結果に。

体験したい気持ちはあるものの、予算や理想のグランピング施設に出会えず、なかなか予約の一歩を踏み出せない人が多いことがわかったとしている。

グランピングのメリット、デメリット

【調査概要】
調査期間:2021年8月6日~8月9日
調査対象:日本国内のトラベルズー会員
調査方法:インターネットによるアンケート調査
有効回答数:534件

<参考>
トラベルズー・ジャパン『【グランピング実態調査】認知度は80%以上も経験者は15%未満…そのギャップの原因は?

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