TikTok、10代ユーザ保護に向け「新たな機能変更」の導入を発表

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TikTokは、10代向けの安全と、プライバシーへのさらなる取り組みを発表した。

TikTokは、コンテンツを誰に共有するかを管理できるように、さまざまな安全性とプライバシーに関する機能を提供しており、また、10代の若者の安全を守るため、さらに強力に、積極的にアクションすることが重要であると考え、プラットフォーム上での年齢に応じた体験をサポートするためのアップデートを継続的に実施しているという。

これには、16歳未満のアカウントをデフォルトの設定で非公開にすること、16歳未満のユーザーにダイレクトメッセージなどの機能を制限すること、および保護者が10代のTikTokの設定をペアレンタルコントロール機能で管理できるようにすることが含まれる。

今回、これらの10代のユーザーに対する積極的な保護をさらに強化するために、13〜17歳のユーザー向けに新たな機能変更を導入すると発表。

これらの変更は、今後数ヵ月にわたって世界中に提供されるとのことだ。

<ダイレクトメッセージのプライバシー設定についての新たな変更>

10代の若者が自分のプライバシー設定について能動的に決めることを促すために、16歳から17歳のユーザーがTikTokに参加する際、ダイレクトメッセージはデフォルトで「オフ」に設定することにしたという。

他の人にメッセージを送るには、ダイレクトメッセージ設定を「オン」にユーザーが自ら切り替える必要があるとのことだ。

これまでDMを使用したことがない既存のアカウントは、初めてこの機能を使用する際、プライバシー設定を確認するように求めるポップアップが表示される。

これらの機能の更新は、現在16歳未満のユーザーに対して実施している、ダイレクトメッセージ機能を制限し、画像やビデオをメッセージで送信できないようにするなどの未成年の安全に関する保護の方針に基づき設定しているという。

<ビデオ視聴が可能な範囲の設定>

10代の若者へ自身が利用できる共有オプションの設定を促すべく、16歳未満のユーザーが初めてビデオを公開する際、ポップアップを追加し、ビデオを視聴できる人を選択するように求める。

ユーザーは誰に公開するかを選択するまで、ビデオを他のユーザーに公開することができないとのことだ。

今後は各動画で、クリエイターは投稿前に誰が視聴できるかを決めることができるという。

13〜15歳のアカウントはデフォルトで「非公開」に設定されており、非公開アカウントは動画の視聴設定の「誰でも」がオフになっていて、フォロワーまたは友達とコンテンツを共有することを選択することが可能。

またその際、16歳未満のアカウントではデュエット機能とリミックス機能も無効になるとしている。

<ビデオをダウンロードできるユーザーの選択>

16〜17歳のユーザーがダウンロードの仕組みを理解できるよう、追加のポップアップを表示し、最も快適なオプションを選択できるよう促す。

ダウンロード機能をオンにすることを選択した場合、他の人が自分のビデオを実際にダウンロードできるようになる前に、その選択を再度確認するように求めるポップアップが表示されるようになったとのことだ。

ただし、16歳未満のアカウントからのコンテンツのダウンロードは永続的に無効になっている。

<プッシュ通知の時間管理>

TikTokは、ペアレンタルコントロール機能の一環として、アカウント所有者または保護者の双方が有効にできる使用時間制限モードなどの機能により、コミュニティメンバーの健全な利用をサポートしている。

特に若いユーザーが早い段階でポジティブなデジタル習慣を身に付けられるように支援したいと考えており、定期的に小児科の専門医や青少年福祉支援者と相談して、青少年ポータル、いじめ防止ガイド、および青少年福祉をサポートするその他の機能を開発しているとのことだ。

今回の調査を経て、10代の若者がプッシュ通知を受け取る時間を短くする変更を加えるという。

13〜15歳のアカウントは午後9時以降はプッシュ通知を受信せず、16〜17歳のアカウントは午後10時からプッシュ通知を無効にする。

TikTokは10代の若者、コミュニティメンバー、保護者、クリエイターと協力してさらに改革を進め、今後数か月にわたり今回のアップデートに関する情報の共有を実施していくとしている。

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