内閣官房新型コロナウイルス感染症対策推進室は、羽田空港等から北海道・沖縄県内の空港等へ向かう便の搭乗者を対象としたモニタリング検査(以下、搭乗前モニタリング検査)を実施し、空港や都内の店舗での受検の他、搭乗日までに自宅でPCR検査ができるよう、無料検査キットの配送も実行していることを発表した。
搭乗前モニタリング検査の対象となるのは、羽田、成田、中部、伊丹、関西、福岡空港から北海道・沖縄県内の空港及び広島・福岡・鹿児島空港へ向かう便の搭乗者としている。
無料検査キットの配送による検査は、8月2日~8月31日搭乗分(広島・鹿児島空港着の便は8月12日搭乗分から)が対象となり、現在、内閣官房の特設サイトで検査キットの注文を受け付けているとのことだ。
搭乗前モニタリング検査の概要
【目的】
政府は、北海道・広島県・福岡県・鹿児島県・沖縄県の人々およびやむを得ず移動する方々の安心を確保するため、夏季期間中、羽田空港等から北海道・沖縄県内の空港及び広島・福岡・鹿児島空港へ向かう便の搭乗者に対し無料のPCR検査・抗原定量検査を行い、感染状況をモニタリング。
そのデータを分析して早期に感染源を探知し、早期の対応につなげていくこととしている。
【対象路線】
羽田、成田、中部、伊丹、関西、福岡空港から北海道・沖縄県内の空港及び広島・福岡・鹿児島空港へ向かう便
【対象者】
対象路線の搭乗者のうち検査を希望する人
【実施期間(自宅に送付される検査キットによる受検)】
8月2日~8月31日搭乗分
※実施期間は変更になる場合がある。
※広島・鹿児島空港へ到着する便は8月12日搭乗便から追加。
【料金】
無料
【検査会社】
木下グループ新型コロナPCR検査センター
【検査方法(自宅に送付される検査キットによる受検)】
1.内閣官房の特設サイトよりアンケートに回答しクーポン番号を取得
2.木下グループ専用サイトより検査キットをご注文
3.注文フォームのクーポンコードにクーポン番号を記載
4.検査キット到着後は検体を採取し、返送する。
【留意事項】
受検者本人の事前同意を得た上で、検査結果が陽性疑いとなったときは、当該者は保健所、検査会社、航空会社等の指示に従うこととする(診療には費用がかかる場合がある)。
結果が陽性疑いであった場合、搭乗不可とし、家族など濃厚接触の疑いがある人の搭乗不可とする。搭乗キャンセルに伴う費用が発生する場合は原則搭乗者負担となる。(キャンセルに伴う費用については航空各社までお問い合わせが必要)
また、搭乗前モニタリング検査は、事前にアンケートに回答した場合は無料で受けることができ、モニタリング検査を受けた人に検査費用を請求することは一切無いとしている。
なお、染状況や不測の事態により、事前に予約をされていても受検できない場合もあるとのことだ。