カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチ(以下、カウンターポイント社)は、2023年には折り畳みスマートフォン市場は10倍の出荷台数に伸びる可能性があるという調査結果を含む、Foldable Smartphone Shipment Forecastサービスによる最新調査を発表した。
2021年の折り畳み型スマートフォンの出荷量は900万台前後にとどまる見通しではあるものの、2020年と比較して3倍の伸びを見せているという。
2021年の折り畳み型スマートフォン市場において、Samsungが88%を超えるシェアで市場を独占しており、2023年には他のメーカーも参入する可能性もあるが、Samsungは引き続き75%前後のシェアで市場を独占するとしている。
そのSamsungは、次世代の折り畳み型スマートフォンを2021年8月バーチャルイベントで発表する予定だという。
折り畳み型スマートフォン市場は未だにニッチではあるものの、デザイン、ハードの改良、競争力ある価格によって、Samsungの折り畳み型スマートフォンは2021年に大きく伸びるだろうとカウンターポイント社予測しているとのことだ。
もし今後Appleが予定通りに折り畳み型スマートフォンを2023年に発売すれば、それが折り畳み型スマートフォンが市場のメインストリームになる変曲点になる以上に、部品の歩留まりや数量の面において、サプライチェーン全体にとって良い動きとなると考えられるという。
前身機より大幅な改良が入ると予想されるSamsung Galaxy折り畳み型スマートフォン次機種への期待は高く、「新しい折り畳みフリップ型スマートフォンでの大幅な値下げ、デザインの洗練、全体の見栄えの改良で、Samsungは若い顧客を狙ってくるだろうとしている。
また、Samsungはビジネスユーザーやプロ並みの作業をするコンシューマー(プロシューマ―)にもアピールしようとしているとし、大きなキャンバスで作業できるこの機種をクリエイティブな作業に最適なツールと位置付けることは理に適っていると言えるとのことだ。