iUが墨田区「サブス区」と連携　学生への起業を支援、中小企業診断士への起業相談が可能に

情報経営イノベーション専門職大学（以下、iU）は、東京都墨田区（以下、墨田区）と連携し、学生への無料起業相談サービスの提供を開始したこと発表した。

希望する学生は、すみだビジネスサポートセンター（すみサポ）の産業コーディネーター（中小企業診断士等）から墨田キャンパスで起業相談を受けることができる。

連携の経緯

iUでは「在学中に全学生が起業にチャンレジする」を目標に掲げ、起業に必要なビジネスの学びを深め、また実際に起業を目指す学生には支援を行ってきたという。

今年6月に起業支援の環境整備の一環として、起業支援のハブ機能を担うiUインキュベーションサロンを始動。更なる起業支援を目指す中、スタートアップ支援を通じた街の活性化やイノベーション創出を目指す墨田区と連携し、墨田キャンパスでの起業相談の実施を開始したとのことだ。

墨田区とは開学以来、多方面で連携を進めているが、起業支援の連携も強化し、更なるイノベーションの創出を目指すとしている。

サブス区（墨田区のスタートアップ支援について）

墨田区は、2020年9月より、スタートアップ企業等の集積を目的としたプロモーション業務「サブス区」（※）プロジェクトを実施。新たな企業連携やネットワークを生み出すことで区内産業の更なる活性化を図っているという。

スタートアップにまつわる悩みを持つ人々と、墨田区の地元企業や住民、さらには経営サポートサービスとの接点を生み出し、夢をもってスタートアップを志す人を応援するとしている。

すみサポでの起業相談

希望する学生は、豊富な知識と経験をもった墨田区の産業コーディネーターに何度でも無料で起業相談をすることが可能だという。

現在、産業コーディネーターによる個別起業相談を週1回墨田キャンパスで実施。学生は、起業前のアイディアの洗練から起業後の戦略策定まで様々なアドバイスを受け、自身で進める起業等に活かすことができるとのことだ。

（※）サブス区：墨田区が提供するスタートアップのための行政サービスを集約し、サブスクリプションサービスに見立てたもの。実際に定額利用料金が発生するものではないとしている。